GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
飲食店 [日和キッチン/石巻のおウチごはんとジビエ料理のレストラン]
事業主体名
日和キッチン
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
日和キッチン (宮城県)
受賞番号
13G110952
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

よそ者目線で “新たな石巻の食文化” を開拓すること石巻の家庭料理・伝統料理などの食文化やレシピを研究・発掘・開発し、それを提供する場として「日和キッチン/石巻のおウチごはんとジビエ料理のレストラン」をオープン。そこから見直され・生み出された新たな石巻の食文化が、 街の魅力となり、産業の活力になり、地域の遺産・文化となり、 より多くの人を石巻に巻きこむ動力となる事を目指している。

プロデューサー

天野 美紀

デザイナー

天野 美紀+山崎 百香

詳細情報

http://www.hiyori-kitchen.com/

利用開始
2013年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

宮城県石巻市立町2-7-26

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

「食文化」という分野は他の文化と比較してもハードルが低く、誰しもが参加して楽しめる文化です。中でも「家庭料理」には土地土地の気候や風土、歴史や文化が凝縮されており、それを日和キッチンという家庭的な場所で、説明や楽しい会話つきで地元のお母さんの手から直接頂く体験は、新しいまちの魅力であり・食文化の継承地点にもなると考えています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

震災後の石巻には多くの団体や企業が入り、多くの店や場が生まれていますが、駅からの徒歩圏内で早朝営業を実施しているのは現在のところ日和キッチンのみです。当初想定していた「夜行バス」利用者の他、深夜に東京を出発して車で石巻入りするボランティアチームや、復興事業で石巻にホテル滞在する単身赴任の方々、地元の皆様にもお越し頂き、改めて朝営業の需要の高さを実感しています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

地産地消に拘り、なるべく地元の生産者さんが作った米や野菜を使っていますが、単に仕入れて提供するだけではなく、デザイナーという職能や東京との連携・ネットワークを生かして、パッケージデザイン・レシピ開発・イベントの企画・広報PR活動などを行い、生産者さんの6次産業化事業や埋もれている地域資源をブランディングし観光資源化する事業も進めています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

日和キッチンでは牡鹿半島の鹿肉を使ったジビエ料理も提供しています。全国の里山で鹿が増えた事による獣害が問題になっておりますが、ジビエ料理は現代の日本人には馴染みが薄く、消費や流通がなかなか進まない状況にあり、猟友会の高齢化・後継者不足なども懸念されています。そのためにはジビエを産業として成り立たせる必要があり、それも日和キッチンのミッションのひとつと考えています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

震災後、石巻に入った当時は「建築・まちづくりの部分で何かお手伝いが出来ないか?」ということを考えていました。しかし石巻に通い地元の方々との繋がりが深まるにつれ、「建築・まちづくり」という枠組みや固定概念は消え、「石巻の魅力を伝えるために何が必要か?」という意識に変わり、そこから自然発生的に『日和キッチン』の構想が生まれました。「食う。寝る。笑う。まちづくり」が私の今の命題です。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日和キッチン:〒986-0824宮城県石巻市立町2-7-26
公式ウェブサイト
facebook

審査委員の評価

震災復興を支える事業のひとつとして評価された。ほっこりと心を癒す雰囲気もデザインが果たす大きな役割である。地場の食材を活かし、客観的に良いところを引き出すことで、復興後も地域の特性として残す努力は、今後石巻だけではなく他の地域でも活用できる。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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