GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
バス停 [鏡野公園バス停]
事業主体名
高知工科大学 後援会
分類
公共領域のための空間・建築・施設
受賞企業
高知工科大学 吉田研究室 (高知県)
受賞番号
13G100946
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

車社会である地方都市の公共交通を取り巻く現在の状況の中で、次の時代にふさわしい、オリジナリティを持った密度のある公共交通空間が必要とされています。今回、高知工科大学の南に位置する鏡野公園に、通学する学生および公園利用者のためにバス停を計画することになりました。併せて大学後援会の企画であること、「木の良さを体感することで木や森への興味を抱」いてもらう「高知県木の香るまちづくり推進事業」であること、から従来の伝統的な木造ではなく、新しい木造の表現、工科大学のイメージと合致したデザインが求められました。

プロデューサー

高知工科大学 吉田 晋

ディレクター

高知工科大学 吉田 晋

デザイナー

高知工科大学 吉田 晋+梅原 佑司デザイン事務所 梅原 佑司

利用開始
2013年3月18日
販売地域

日本国内向け

設置場所

高知県香美市鏡野公園

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

木造家屋の柱に近い檜3.5寸角材のみを用いることによって、使用者が親しみ易いヒューマンスケールな空間としました。L型フレームが形成する曲面と方杖が形成する曲面は交互に貫入しながら、季節や日時によって豊かな表情を生み出すとともに、軒下空間では周囲にある緑を十分感じることができます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

バス停の外観が緩やかな円弧を描くことによって柔らかく開放的な印象を与えています。バス停越しに公園の緑が透けて見えることによって、公園の見通しの良さと軒下空間の明るさを確保しつつ、日常的で親しみやすい空間を実現しています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

高知県は林業が盛んであるにもかかわらず、集成材工場が存在していません。が、地元産の標準材のみを使用ながら、繊細かつ正確な施工精度を必要とする この木造バス停のデザインは県内林業のデザインの可能性と県内林業育成振興の可能性を広げています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

森林面積が県土の84%という高知県は、公共空間の場において、木の良さを体感することで木及び森への興味を持つことを目指しています。(「高知県木の香るまちづくり推進事業」) 地方都市の公共交通空間にふさわしいオリジナリティを持った密度のあるデザインを備えた「木を活かす」バス停をデザインしました。ここを訪れた人が「木に親しむ」ことにより、地方の生活の豊かさを実感できます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

高知県香美市鏡野公園

審査委員の評価

新しい木造デザインの試みとバス停への親しみという要求に応え、柔らかさと力強さが共存する形を作り出している。日よけ・雨よけという単純だが重要な機能はL型フレームを誘導するが、それをダブルにして組み合わせることで仮想曲面が実現していることはユニーク。ベンチとの一体化の可能性や造形の強さに意見があったが、線材で面をつくる手法のなかでのオリジナリティが高く評価された。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   高橋 晶子   安田 幸一  

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