GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
店舗 [ミックのくすりばこ。]
事業主体名
株式会社ミック・ジャパン
分類
産業領域のための空間・建築・施設
受賞企業
合田建築設計事務所有限会社 (東京都)
受賞番号
13G100882
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

各種公共施設の空スペースへ原点回帰である対面販売によるウォークスルーの医薬品販売店。通勤通学や施設利用者へカウンセリングを行い安全、的確、スピーディーな商品提供を目的に出店先を駅、空港やオフィス、商業施設等を想定。現在大阪府の南港に街の「くすりばこ」として配置。形状はシンプルな箱型の一面を湾曲させ横長開口のカウンターをつくり店主と利用者のコミュニケーションと場所と店舗の関わりを深める。湾曲した内部は薬事法上必要な店内となり最低店舗面積を確保。内外装と什器を組立式ユニットとし工場製作、現場工事期間を短縮した。これにより出店費用と期間を削減し将来の機能変更や移転を容易にした。

プロデューサー

株式会社ミック・ジャパン 貴島浩史

ディレクター

合田建築設計事務所 合田英介

デザイナー

合田建築設計事務所 合田英介

詳細情報

http://au-archi.jp/works/works20.html

利用開始
2011年4月17日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

大阪府大阪市住之江区南港2-1-10アジア太平洋トレードセンターITM棟2階

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

対面販売によるウォークスルーは店主のカウンセリングにより老若男女、健常者、障害者すべての利用者へ均一で安全なヘルスケアの提供が可能である。湾曲の壁が生む境界は店舗を利用しない人との適度な距離を生み、視界を包む壁は店主との活発なコミュニケーションを通じて利用者のヘルスケアに対する意識を高める。街の「くすりばこ」としてヒューマンなスケールの店舗は身近で気軽に利用できる親近感を与える。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

カウンセリングを主体とする業界初のウォークスルー店舗により、利用者の目的に応じた柔軟なヘルスケアの提供が可能である。通勤通学の利用者へ合わせた営業時間を設定し、地域性やカウンセリングによるコミュニケーションから蓄積されるマーケティングを店舗づくりに積極的に展開することで、街の「くすりばこ」として季節性や地域性そして時代の変化に合わせた柔軟なヘルスケアを提供する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

設計、製作、輸送、組立、解体移転のプロセスを効率化し、今後のボックス型店舗普及のため生産性向上を目標にした。内外装と什器を1ユニットとし工場製作、現場では組立、電気・建具工事のみ現場工事期間を短縮した。工場製作期間短縮のためユニットは店舗機能として必要な接客用什器、事務用什器、商品陳列用什器の3種類、総数16ユニットにより構成し、材料ロス軽減、輸送効率、組立解体作業効率へ配慮したモジュール。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

街の「くすりばこ」として適切な街と店舗の関係は店主と利用者の活発で新しいコミュニケーションをその場所へもたらす。モジュール化したボックス店は組立解体が容易なため将来の機能変更や移転などサステナブルな店舗であり今後の出店形態の選択肢の一つとして普及する可能性を持つ。国際的に高まる省エネへの配慮として規模を最小限に抑え、施設内への出店は既設建物の内部環境(照明、空調等)を積極的に利用する。

ユーザー・社会に伝えたいこと

デザインすることは創造的で新しいコミュニケーションを活発にし、それにより人間と場所の関わりを深め時間が蓄積されることでコミュニティーが形成され社会全体が時代性を吸収しながら豊かな流れを生んでいくのではないかと考えます。それはデザインされた対象だけに留まらずプロセスや思考も同時に発信する必要があるように思います。「ミックのくすりばこ。」はそうした考えを実現し国際的に広がることへ期待しています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大阪府大阪市住之江区南港2-1-10アジア太平洋トレードセンターITM棟2階 ミックのくすりばこ。
合田建築設計事務所 ホームページ
株式会社ミック・ジャパン ホームページ

審査委員の評価

建築(空間)とプロダクトの中間的なもので、薬箱というネームがうまくシンクロしている。緩いカーブで凹んでいる輪郭は人が行き交う通路のなかで佇める空間を作り出していて、最小限の操作が成功している。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   高橋 晶子   安田 幸一  

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