GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
公共施設の整備をともなった集合住宅群 [プラウドシティ浦和 2万4千本の緑がうるおう次世代につなぐ街]
事業主体名
野村不動産株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
13G090850
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

総開発面積約2.2haの敷地に、6棟の集合住宅、2棟のコミュニティ施設、2つの公園と3つの広場からなる、幅員11mの並木道を中心とした街並みの開発。敷地を南北に縦断する道路は、周辺地域から長らく課題とされていたインフラ整備を解決するとともに、地域に開かれた街を形成している。約2万4千本の樹木が緑豊かな子育て環境をつくり、周辺地域へコミュニティの輪を広げる。建物は、風の通り道や、陽の降り注ぐ暖かい広場、居住者と地域の人が自然に集まりやすい環境に配慮した配置としている。多世代の家族が、個性を活かしながらライフスタイルを築き、それが街並みの創造や、地域コミュニティの成熟へとつながる。

プロデューサー

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業開発二部 部長 天野哲哉

ディレクター

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業開発二部 推進課 次長 山田岳人/住宅建築部 建築一課 課長代理 村上静枝

デザイナー

南條設計室 南條洋雄、野呂信哉、阿部早苗+長谷工コーポレーション 岩館公治、山本富雄+色彩:クリマ 加藤幸枝+照明:ケイズアソシエイツ 加納公彦+コミュニティデザイン:日本女子大学大学院 篠原研究室

利用開始
2013年2月
販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県さいたま市浦和区前地一丁目13番17号他

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

豊かな環境が街を潤し、人々の生活を華やいだものにするという想いから、花の育つ環境に着目。「太陽」「水」「風」「大地」「葉」「種」これらを各住棟とコミュニティ施設のデザインモチーフとした。テーマに基づいた素材選定、インテリアデザイン、カラー選択、アートコーディネート、サイン計画等をバランス良く行うことで、人とモノが結びつき、各棟の個性と街の多様性を許容し、受け入れやすい街のストーリーを描いた。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

大規模開発における提供公園は、市の管理下ながら官民の境が存在しないかの様に、計画全体と調和している。センターコアにあるシティパークは地域の生活動線を兼ねると共に、敷地の高低差を生かし、ステージ広場にもなり得る。また、イベント時に開放するコミュニティゲートの先には、水景と緑が潤う広場を一体的に計画し、このオープンスペースのネットワークが時と共に地域に馴染んでゆき、コミュニティの輪を広げてゆく。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

豊かな街並みを目指し、どこにいても緑を感じられる住環境を創出すると共に、多世代の活動を支援する特色の異なるオープンスペースを各所に配置した。ファミリーパークやシティパーク、フォレストパークには、子供たちの五感を刺激する遊具を設置。既存樹を記憶の森として保存し、保存出来ない一部の樹木をベンチやサイン、樹名板として再利用した。緑を守り育てる活動を通して、次世代に繋がる持続可能なコミュニティ形成を促す。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

武蔵野の原風景を想わせる約100種・2万4千本の植樹が描く風景は、成長する子供達の記憶に残り、緑を守り育てる活動へと繋がっていく。この緑の創出や既存樹の保全・維持管理は優良な開発事業として認められ、首都圏の集合住宅で初となる「SEGES(シージェス)」(社会・環境貢献緑地)を取得。地域の在来種を植樹し、野鳥や昆虫類の誘引や生育を可能にしたことで、環境保全の意識向上を地域の共有財産として昇華させる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

開発道路を「センタープロムナード」と称し、弧を描く並木道に整備。将来延伸される都市計画道路にも緑豊かな並木が継承される計画とした。子供たちが育っていく環境に、次世代に繋がるさまざまなシーンを刻んでいきたい。かつて我々もそうだったように、何気ない暮らしの中に五感に触れる感覚を取り戻したい。モノからヒトへ、ヒトから人へとつながるコミュニティの芽が、次世代につながる街の価値を高め、人々の心を豊かする。

審査委員の評価

大規模開発の利点を生かし、子育て世代に魅力的なコミュニティー施設や公園を備えるなど、豊かな子育て環境が実現出来ている。特筆すべきは敷地内に分散されたいくつもの公園やセンタープロムナードに配された樹木。2万4千本の樹木が非常に緑豊かな環境を作り上げているところは大いに評価できる。樹種も地域の在来種を入れて、野鳥や昆虫を呼び込むように配慮している点も良いと思う。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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