GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
高齢者と障害者の共同住宅 [いやし空間「ほ・だぁちゃ」]
事業主体名
NPO法人 ドアドアらうんど・青森
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
森内建設株式会社 (青森県)
受賞番号
13G090839
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

小さな自宅を開放し、知的障害者をサポートする活動を行っていたが、障害を持つ自身の2人の子供達の将来を思い、今までの自身の財産を投げ打ってNPO法人を立ち上げた。協力してくれるスタッフとともに、高齢者と障害者がともに人間らしく心豊かに暮らす皆の家を持ちたいと願い、市や国の補助金を利用すべく、奔走しながら考え、この春やっと希望の家が完成した。代表者の佐藤智子さんご夫妻の願いは、自分たちに財産はいらないけれど、将来、障害を持った自身の子供達が自由に楽しく、心豊かに暮らして欲しいという事。そんな夢に描いていた、自分たちのカフェを持ったアートギャラリーのような家が実現し、スタートを切った。

プロデューサー

佐藤 智子

ディレクター

森内 忠良

デザイナー

森内 忠良

詳細情報

http://www.moriuchi-a.com/

利用開始
2013年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

青森県青森市大字石江字江渡104番地13

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

段差の無いフラットな空間。施設で生活する人の個室はミニマムに、誰もが利用するカフェと作業室、ホールは天井を高くして明るく開放的に。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

単純な平面構成で、初めて来所した人でも分かり易い動線計画。見晴らしの良い開口部。天井が高く、圧迫感のないホールと作業室とカフェ。1人で籠れる落ち着く個室。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

社会的弱者と思われている、知的障害や身体障害を持つ人達が、地域の一般住民と交流し、毎日の活動を通して、自分たちも社会の一員として自信を持って暮らして行ける生活能力を身につけられる訓練をする場。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

この法人は、青森市周辺地域に在住する高齢者、障害者とその家族、子供達が、共に人間らしく豊に暮らしていくための事業を行い、地域福祉の増進に寄与する事を目的とする。施設の内部は時にアート作品を展示するギャラリーとなり、時にコンサートホールとなり得、多用途にフレキシブルに対応出来るよう想定している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

この共同住宅は、高齢者と障害者が家族や地域の人達と共に、人間らしく豊かに暮らす癒しと楽しみの空間となっている。利用者色に染まるよう、建物は外観、内部も全て白色としている。まるで美術館の展示ギャラリーのようであるが、各自の作品を展示し、広く内外から見学者を呼び込み、交流し、自分たちの成長に刺激となり、ここを拠点に広く活動の輪が広がって行けば幸いである。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

青森県青森市大字石江字江渡104-13
設計者への問い合わせ窓口 : 森内建設株式会社

審査委員の評価

今後ますます進行するであろう少子高齢化社会に備えて、高齢者や障碍者が互に助け合いながら一緒に住むことができる空間づくりをめざしたシェアハウスである。当初は、クライアント夫婦の自宅を開放して知的障害者をサポートする活動から始まったが、さらに活動を拡げるために、NPO法人を設立し、行政の補助を受けながらも、民間の力によって、本施設の実現に至った。通常の福祉施設は行政のトップダウンによって計画されることが多いが、この施設は、そのようなトップダウンではなく、民間のボトムアップによる、新しいタイプの小規模社会福祉施設である。住宅のスケールを保ちながら、自主的に運営されている点において、これからの福祉施設のあり方を先取りした意義のある試みだといえよう。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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