GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ナチュラルスティックⅡ [ナチュラルスティックⅡ]
事業主体名
EDH遠藤設計室
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
千葉工業大学 (千葉県)
EDH遠藤設計室 (東京都)
受賞番号
13G090832
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

前面道路から引きを設けた商業施設に対面する100㎡の敷地に建つ住宅です。家族は3人、住み手に様々な空間体験を想起させるように、内と外の関係を曖昧にする住空間を提案しました。I型スチールフラットバーで構成される4枚の異なるHP(Hyperbolic Paraboloid)壁によってそれを成立させているのが、この住宅の特徴です。壁は構造体であり棚であり、壁と壁の隙間がニッチ空間をつくり出し、外に通じる開口となります。視覚以外の透明度を高かめることが模索されました。地階が寝室、1階が玄関兼駐車場と小さな事務空間、2階がリビングルーム、3階のペントハウスが将来の子どもの個室です。

デザイナー

遠藤 政樹

詳細情報

http://www.edh-web.com

利用開始
2012年9月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都目黒区

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

光と生活は密接に結びついています。まぶしくない昼光によって、人の顔の微妙な表情や手のちょっとした動きまで細かく読み取れ、人間相互の理解を助けることを可能にします。この住宅の共用部分においては、室内4周に欄間を設けています。そこから自然光を取り入れ、凹面の天井に反射させることで、部屋の1箇所を必ず明るくしています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

交通量の激しい通りに面するため、共用空間を2階に設け、1階は、仕事場兼駐車スペースのある玄関としています。最も静粛さが要求される寝室は、地下に設け、ドライエリアを設け自然通風を確保しています。3階は、日当たりのよいテラスに面する子供室です。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

新しい空間は新しいアイデアだけで生まれるものでなく、新しい技術・産業の助けを必要とします。この住宅では、新しい構造シュミュレーション技術と、それを成立させる鉄骨ファブの制作技術によって、それを可能にしています。新しい空間効果を機能させるための技術的裏付けが凝縮したプロジェクトです。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

現代住宅は、閉鎖的で隣近所のコミュニケーションを阻害する社会性の乏しいものであるとする指摘が多くあります。この住宅では、対面の商業施設の前庭にならい、玄関を前面道路から離し、そこに空地を設け、前面の歩道に空間的余裕をもたせています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

環境性能を上げるために住宅が閉じる方向に向かっています。開口の大きさや方向をデザインし、そのバランスが大切にされるべきと思います。

審査委員の評価

軽量で分散的な特殊鋼構造によって、プラニング、構造、形態を三位一体化した住宅である。I型のスチールフラットバーで構成される4枚の異なるHP(Hyperbolic Paraboloid)壁が、緩やかに内外を仕切り、ユニークなファサードとダイナミックな内部空間をうみ出している。最小限の建築要素によって、住宅の複雑な機能に応えながら、なおかつミニマリズムとも一線を画した野心的な試みといえるだろう。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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