GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅の土間のデザイン [信州を楽しむ住まい 土間サロン]
事業主体名
株式会社フォレストコーポレーション
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
株式会社フォレストコーポレーション (長野県)
受賞番号
13G090823
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

リビングの一部でもあり、庭の一角でもある空間。そのあいまいなスペースによって、住空間は分断されることなく心地よいつながりが生まれ、暮らしは伸びやかに広がっていく。それが「土間サロン」の空間デザインである。土間サロンはリビングなどの家族スペースからひと続きの空間で、床は屋外のテラスとフラットになるまで下げ、明るく大きなガラス窓で囲う。窓を開け放てば、屋根つきのテラスのようにもなり、そこから簡単に庭に出ていくことができる。住まい手によって土間サロンの活用は実に多彩で、家族がくつろぐリビングに、おもてなしの客間に、趣味を楽しむ作業の場に、そして人が集う広場としてまで、応用自在だ。

プロデューサー

株式会社フォレストコーポレーション 小澤仁

詳細情報

http://www.kobo-shinshu.com/

発売
2002年5月
価格

24,000,000 ~ 34,500,000円 (土間サロンを含む住宅1棟の金額。33坪〜55坪。建物本体工事費。)

販売地域

日本国内向け

設置場所

建物内部

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

外との段差が少ない土間サロンなら、住まい手がふらりと庭に出て行きやすくなり、訪れた人も土足のまま気軽に立ち寄れる空間となる。また、室内では躊躇するような汚れも気兼ねすることなく使え、掃除もしやすい。他の空間にはない特性を備えた土間サロンは、住まい手の自由な発想でどんな活用にも対応し得るデザインであり、暮らしの幅が広がる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

どの世代もが自然と集まる開放的なリビングのような土間サロンは、家族のコミュニケーションの中心的空間になり得る。特に二世帯住宅においては、両親世帯と若夫婦世帯それぞれの空間の真ん中に土間サロンを配置することが有効だ。土間サロンが世帯間の緩衝材として、ほど良い距離感を保ち気兼ねなく生活しつつも、それぞれの世帯が自然と集まる住まいの中心があることで、家族の仲が深まることだろう。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

昔は信州のたいていの家には土間があり、作業をしたり、合間にお茶を飲んだり、家畜を飼ったりと活用していた。信州の人々が昔からなじんできた土間のある暮らしを、現代感覚で甦らせたのが土間サロンである。大きな開口部でサンルームのように明るく、開放された空間が住まい手を地域や自然とつなぐ。昔ながらの機能を踏まえながら、現代の暮らしに順応するデザインである。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

外に向かって大きく開かれた土間サロンは、個人の住空間でありながらも、訪れる人を優しく迎え入れるおおらかさを備えている。そこには客間や応接室のような敷居の高さはないため、近所の方も気軽に立ち寄りやすく、くつろぎながら会話も弾む。多人数の集まりがあれば、リビングから庭までを開放して広々と使うこともできる。人が集まり、人と語らう舞台となる土間サロンは、地域社会・コミュニティとのきずなを深めてくれる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

私たちは「信州を楽しむ豊かな住まい」をコンセプトに、信州ならではの風土に親しみ、暮らしに取り入れる空間づくりを提案してきた。室内空間を屋外にも広げて捉えるという発想による間取りのひと工夫で、信州に住まう人の暮らしはより彩り豊かなものとなる。それは、これからの時代に、本当の意味での暮らしの豊かさを体現するものだと確信している。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

「工房信州の家」住宅展示場(長野、上田、松本、諏訪、伊那)
「工房信州の家」オフィシャルホームページ

審査委員の評価

信州という地域に根ざす住宅会社として、信州の豊かな自然を享受しながら生活を楽しむためのスペースが提案されているところが評価できる。昔の民家では当たり前にあった土間を現代の住宅に取り入れており、外と中の繋がりや、2世帯住宅においては世代間のつながり、もしくは町に開くことで地域の中での人の繋がりを生む場として非常に有効であろう。しかしながら、土間のある住宅自体は目新しいものでは無いので、さらにもう一歩踏み込み、独自性を期待したい。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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