GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
木造住宅 [時を語る家(永森建設高柳展示場)]
事業主体名
永森建設株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
永森建設株式会社 (福井県)
受賞番号
13G090815
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本展示場は、構造材の約40%に築150年以上の古民家から再生した樹齢約300年の古材を、残り約60%に地元福井で育った新材(杉50%,松・欅10%)を使用している。各部の仕上、しつらえには、本物の職人技を活かす自然素材と伝統工法を用いるだけでなく、越前瓦、越前和紙、漆、笏谷石といった県産品を採用し、素材、技、全てに本物を志向した地産地消の家づくりを実現している。新たな住まいの一部として再生された古材が醸し出す風情、迫力、歴史、そして地元で育まれた素材と技の素晴らしさと共に、それらに込められた先人の想いを後世に受け継いでいく住まいである。

プロデューサー

永森建設株式会社 代表取締役 永森 芳信

デザイナー

永森建設株式会社 堀内 泰伸、吉田 妃佐子、大林 信裕、棟梁 山内 脩己

詳細情報

http://www.eshin-group.co.jp/

利用開始
2012年6月9日
販売地域

日本国内向け

設置場所

福井市高柳3丁目1104番

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

建材や合板ではない、無垢の木材、自然素材が持つ肌触りと温もり、そして独特の香りは、住む人に癒しと安らぎを与えてくれる。そして素材自身が持つ調湿効果により、室内の湿度を一定に保つことで結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑制することができる。シックハウス症候群やアレルギー症状を持つ方でも、安心して住むことができる家である。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

福井県、特に嶺北地方は多雪地域でありながら高温多湿で、年間降水量が全国で最も多く日照時間が少ないという気候のため、外出の機会も少なくなりがちである。昔ながらの知恵を生かし、軒の出を深くし大きな開口部を開け放つことにより、採光、通風を確保、さらに土縁を介して、室内と季節の草花を楽しめる庭園に一体感を持たせた。鬱陶しい季節も、景色を取り込み座してくつろぐ。懐かしくて新しい和の住まい方を提案している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

福井には、越前瓦、越前和紙、漆、笏谷石などの伝統産業と、棟梁、漆喰、建具職人、石職人などの優れた技術が古くから育まれてきた。これら地元に根ざした素材と技を住まいの仕上やしつらえに取り入れ、暮らしの中でその素晴らしさを再認識する場を提供すると共に、福井の伝統産業の継承と活性化に貢献している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

構造材の約40%に再生した古材、約60%に地元福井で育った新材を用い、仕上に再利用した煤竹や建具、地元産の越前瓦、越前和紙などを使用することにより、製造、運搬に係るエネルギー消費量を抑え、建築時のCO2排出量を削減している。また通風を考慮した構造、間取りとすることで夏期の冷房エネルギーを削減する一方、断熱性能を高め薪ストーブを主な暖房手段とすることにより、LCCO2の削減も同時に実現している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

現代の生活の中で、住まいづくりに欠かせない貴重な財産が忘れられつつある。それは、何百年も住まいを支え続ける良質な木材、それを育む地元の山林、その土地の気候風土に根ざして培われてきた産業、職人技術、そしてそれらを守り続けてきた先人の想いである。これらを暮らしの中で身近に感じ、住む人が誇りを持って受け継いでいく住まいづくりをすることで、有形無形の財産が次の世代に受け継がれていくのではないだろうか。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福井市高柳3丁目1104番
エーシングループ永森建設株式会社 ホームページ
エーシングループ永家舎 ホームページ
エーシングループ株式会社エーシン ホームページ

審査委員の評価

地域の特性を生かして、古民家から収集して再生した古材と、一般に流通する新材とを併用して、独特の木造住宅を生み出している点が評価された。日本の伝統を継承する姿勢の中に、現代の生活に求められる開放感と住み心地の良さを兼ね備えており、完成度の高い住宅として注目された。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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