GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [加平住宅展示場]
事業主体名
ポラテック株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
ポラテック株式会社 (埼玉県)
受賞番号
13G090810
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

下町と呼ばれる都内住宅密集地では、建て替えの際に敷地の有効利用のみが重視され外部に対して閉鎖的な都市型3階建商品が提供される事が多く結果として下町の特徴的な街並みは年々変容していると言えます。今回、足立区加平に建築された加平展示場は、街への緑の提供や地域のコミュニケーションを誘発する役割を果たしてきた、縁側や路地といった下町の原風景といえる要素を立体的に再構築する事で継承していく事を目指した住宅です。自社開発による、自由度の高い接合金物や高強度耐力壁を採用した構造躯体により耐震強度を確保しながら7つのフロアを持った多層構造の設計で敷地の有効利用も実現しています。

プロデューサー

中内 晃次郎

ディレクター

森田 昭廣

デザイナー

得本 裕晶

詳細情報

http://www.pohaus.com

発売
2013年1月1日
価格

39,600,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都足立区加平

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

空間の有効利用の為に生まれた室内の段差が生活の中でストレスにならないよう、畳に座りダイニングテーブルで食事をし、そのままリビングで横になって寛ぐといった事が出来る座の生活を取り入れた暮らし方を提案しています。居室から手入れする事が出来る壁面緑化スペースや連続した縁側は、建替えで失われる事の多い庭の空間をより身近な空間として再生しています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

3階の中庭から散水し、各階の開口部より手入れをする事が出来る外部吹き抜けを設けた壁面緑化は内外から緑を楽しむ事が出来、狭小敷地の為、緑地面積が削られる事の多い都心部での新しい緑化提案の手法となっています。外部格子や緑化壁など、窓を開けておいてもプライバシーが保たれる建築的な配慮と風向きを考えた通風設計により自然エネルギーの有効活用を実現しています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

自社開発の接合金物の採用により木造在来工法3階建でスキップフロアを採用した空間を実現しています。壁面上部全面に開口部が設けられている3階部分には、こちらも自社開発の耐力壁ブレースが採用されていて壁面の下部だけで構造耐力として機能させる事で耐震強度を確保しています。採光が確保出来る面が限られている事の多い住宅密集地でより効率的に開口部を設計する事が可能です。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

ビルトインガレージに関して、車を手放した後に雑多な物置になってしまい街の美観を壊しているケースが多く見受けられるので近所の人とのコミュニケーションを誘発するような場として活用出来るように、縁台のある玄関土間と空間の連続性を持たせるとともに、床の素材も敷石を採用し外部との自然な繫がりを演出しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

住宅が商品として販売される事が当たり前になった現在、古い住宅が解体され個人の趣向により街に新しいデザインが乱立するといった状況であるといえます。住宅を個の物として考えるだけでなく、地域性をふまえ現存する街並みや近隣の人達の住まい方までも意識したデザイン提案を行なう事で、住む人が入れ替わっていく過程でも街の特性やエネルギーが引き継がれていけるような住宅を提供していくことが大事であると考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都足立区加平1-3-4 環七・加平ハウジングギャラリー
ポウハウス 加平展示場

審査委員の評価

格子や緑化スクリーンを用いて、プライバシーを守りながらかつ町に開いた住宅を実現させている。縁側や路地のような、下町の良さを作り上げてきた空間を、現代的に立体的に展開させようとする試みは評価に値する。室内も石畳の駐車場が玄関の土間へと繋がるなどの工夫が見られ良い。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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