GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
工業化住宅 [GENIUS GATE]
事業主体名
ミサワホーム株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
ミサワホーム株式会社 (東京都)
受賞番号
13G090796
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「人口減少」「少子高齢化」が進み、サービス機能低下時代に対応した社会モデル構築が求められています。「単身・夫婦のみ世帯」「共働き世帯」は増加し、さらに「家族形態は多様化」しつつあります。また、近隣関係の希薄化が進む「無縁化社会」とも呼ばれる中、住宅の役割を考えます。都市近郊の住宅街を想定とした、内と外をつなげ、日常的に地域に開き、近隣とつながり合う事で見守り支え合う【住み開く暮らし】。地域に根付き、住まい手が変わってもコミュニティを受け継ぎ、地縁を育む【住み継ぐ住まい】。をコンセプトに、これからの日本の社会に求められる「多世代・地域交流型住宅」を提案します。

プロデューサー

ミサワホーム株式会社 商品開発本部 商品開発部

ディレクター

ミサワホーム株式会社 商品開発本部 商品開発部

デザイナー

ミサワホーム株式会社 商品開発本部 商品開発部

詳細情報

http://www.misawa.co.jp/

発売予定
2013年10月1日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

【高齢者配慮】①夫婦互いの気配が分かる寝室/リビングが緩やかに繋がる「ワンルームプラン」、②寝室から水廻り/玄関が直接行き来できる「2wayアクセス」、③将来の介護も配慮「2段階配慮設計」、④身体機能の低下をサポート「スライドドア、セミオート引戸、プッシュプルハンドル」、⑤視認性の配慮「色彩/照明計画」。【共働き世帯配慮】①家族が集う「コモンリビング」、②子の成長に合わせ変更できる「SI設計」。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

【家族やコミュニティのあり方についての提案】「コミュニティポーチ」と名付けた中庭を「つなぎ空間」として、1階はリビングとの連続性。2階は外部の吹き抜けを介してのつながりを意図した。玄関へのアプローチとしての「日常動線」は、あえて開放性の高いリビングを横切るかたちとし、このポーチを通ることで世帯は互いに自然に気配様子が分る。また、適度に街に開くことでこのポーチは、地域とのつながる場になる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

【育てる住まい】住宅の長期利用のためのハードとソフト、①基本性能の向上「高耐久化」、②可変性向上と維持管理の配慮、③お客様サポートシステム「メンテナンスプログラム及び長期保証+保障延長」、③住宅の履歴情報の記録作成、保存、活用「住宅履歴情報管理システム」、④流通促進の配慮「売却時の再保証、買取、借り上げシステム」、⑤維持管理計画の啓発・提供「住まいのメンテナンス」。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

【持続可能な社会の実現に貢献】使用価値が落ちない住まいのハードとしくみ。界壁・界床での区分により二世帯/賃貸併用などの用途変更に対応。各階の間取りは「コモンリビング」と名付けたパブリックスペースに個室をつなげ、ライフサイクルの変更に伴う更新性と拡張性に配慮した。個室、1階は介護委託時の対応や夫婦別寝室への変更。2階は可動間仕切りにより、子の成長に合わせての変更など、部屋の用途変更の余地をもたせた。

ユーザー・社会に伝えたいこと

昔の街並みは、子供の遊ぶ声や料理を煮炊きする匂い、団欒の灯りが洩れる窓辺など、ありふれた日常であり、暮らしの一部が外に洩れ出ていました。美しく整備された街並みでも、開くきっかけさえ遮断していたら、そこに誰が住んでいるかさえわからない。まちなかのオープンカフェのように見られることも気にしながらも、住まい手の人となりが何となく伝わる普段の暮らしがデザインされれば、まちの風景ももっと豊かになるだろう。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

tvkハウジングたまプラーザ住宅展示場内 住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-15

審査委員の評価

住戸のプライバシーをいかに保持するかが、戦後住宅の一貫したテーマであった一方で、地域とのつながりをいかに回復するかも、近年では同様に重要なテーマとなっている。少人数化した家族の再編と地域の連携は今や住宅を計画するものにとって必須のテーマである。GENIUS GATEの提案は、多世代での暮らしが、単に住戸内のプランニングにとどまらず、地域とのつながりとしても提案されている。コモンリビングは各個室をつなぎ、その室内の開かれた空間に連動して、コミュニティポーチは地域と住戸内のバッファーになるように段階的に計画されている。「住み開く」暮らしというコンセプトが無理なく、かつ豊かな空間としてデザインされている。住宅が家族を建築の中に閉じ込めず、いかに家族と社会をつなぐメディアになることができるのか、そうした試みとして多いに評価されるべきプロジェクトである。また、このプランには、必ずしも血縁によならい居住者の組み合わせの可能性も感じさせる。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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