GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
オリジナル高耐久湿式通気外壁工法 [BSウォール工法]
事業主体名
三井ホーム株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
三井ホーム株式会社 (東京都)
受賞番号
13G090780
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この工法は、日本の伝統的な左官技術と現代の最新技術を融合し、3つの独自開発部材により実現した画期的なオリジナル湿式外壁工法である。画一的・工業的ではない、一邸一邸で本物の味わいを引き出す「継ぎ目の無い」外壁は凹凸や曲面美を容易に表現でき、顧客ニーズや地域環境に合わせたデザイン提案が可能である。又、呼吸する壁として、外部からの湿気を遮断し、壁内の湿気を拡散・抽出することで、建物の耐久性を向上した。特殊樹脂を配合した専用下地により、吸水性を抑制し、収縮比も自社比で約1/3とし、クラックやひび割れの発生を従来の工法に比べ半減できた。又、60分準耐火構造の認定も取得し、高い耐火性能を確保した。

プロデューサー

三井ホーム株式会社 技術企画部

ディレクター

三井ホーム株式会社 技術企画部

デザイナー

三井ホーム株式会社 技術企画部

詳細情報

http://www.mitsuihome.co.jp/technology/taikyuu/

利用開始
2000年9月
価格

1,648,423円 (三井ホームモデルプラン45坪タイプでの試算(外壁:BSウォール+SBフィニッシュ吹放し仕上))

販売地域

日本国内向け

設置場所

三井ホーム㈱モデルハウス(Ⅰ・Ⅱ地域を除く) 及び 営業所 にて展示

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

外壁は、雨・風を凌ぎ、防火・遮蔽・気密など「シェルター」として基本的な役割を持つとともに、住まい手が望むフォルムや素材感、ファサードを実現し、経年変化に耐えて美しく保つ役割も必要である。「通気胴縁が無し」でも通気性能を確保した「継ぎ目の無い」BSウォール工法は、60分準耐火の耐火性能や耐久性に優れ、人の生命を守る基本性能と心理的満足を高める意匠汎用性を揃えており、暮らしの安心・安全に貢献できる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

建築が街に開かれ、最初に目に飛び込んでくる建物ファサードは、住まい手や地域住民の暮らしを豊かにする一つの要素である。街並みや自然との調和を図ることができ、色彩や素材感などへの住まい手の満足が高い程、街へつながる建物の周りの生活が豊かになると言える。また、建物の長寿命化とともに、住まい手が容易に再仕上げできる工法であり、永続的に暮らし続け、暮らし継がれる住まいの一役を担っている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

BSウォールは、PC版や窯業系サイディングなど乾式工法の施工速度と比べ、施工時間を要するが、手間暇をかけてでも品質と多彩な表現による多様性や味わいを提供できる。左官職人が減少する中、手仕事の良さを再び評価する社会傾向もあり、BSウォールは、安定した品質と施工精度を確保できる部資材の工夫により、左官工事を再び活性化させる為の一つの手段である。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

①耐久性・耐火性・再仕上げ容易性などの性能を向上させ、建物の長寿命化を図ることで、省資源・省CO2を実現し、地球環境デザインに貢献できる点。②PC版や窯業系サイディングなど乾式工法では実現できない選択肢を住まい手へ提供できる点。また、意匠的汎用性の高さにより、住まい手の希望や建築地の気候・風土・習慣などにも合わせた提案により、日本の住宅街における街並みを修景し、地域環境デザインに貢献できる点。

ユーザー・社会に伝えたいこと

BSウォールは、3つの独自部材の開発により、従来の湿式外壁における「ひび割れ」や「短期間での外壁再施工」のイメージを払拭し、耐久性・耐火性・施工性・メンテナンス性など向上させたものである。特に耐火性は、一般的な乾式工法より特段に優れている(60分準耐火)。また、住まい手の希望や建築地の気候・風土・習慣などに合わせ意匠設計ができ、日本の街並み修景に貢献し、「暮らし継がれる家」を実現できる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

三井ホーム㈱モデルハウス(Ⅰ・Ⅱ地域を除く) 営業所にて
三井ホームのテクノロジー(耐久・保守)
三井ホームノテクノロジー(耐火)※最下段に掲載の「関連動画」で耐火性能の実証実験を閲覧可能である
外壁のフォルム・素材感を活かしたカービングデザイン(プレセンテ)

審査委員の評価

湿式の外壁構法に独自の工業的な技術を加味して、従来職人芸的に獲得されていた「遮断しつつ空気を通す」という塗り壁の良さを、技術的に完成させた点が特筆に値する。従来の塗り壁のデザインの幅を大きく広げている。専用の下地によって吸水性を抑えて、塗り壁の最大の弱点となる収縮によるクラックやひび割れの発生を飛躍的に減少させた点も、今後の活用の広がりに大いに寄与するものと考えられる。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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