GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ものづくりデザイン賞

受賞対象名
踏切警報灯/列車進行方向指示器 [踏切警報灯(eco1シリーズ)/列車進行方向指示器(eco1シリーズ)]
事業主体名
東邦電機工業株式会社
分類
公共のための機器・設備
受賞企業
東邦電機工業株式会社 (東京都)
受賞番号
13G080772
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は鉄道の踏切に設置し、光で列車の接近を知らせる踏切警報灯の一種です。一般的な踏切警報灯は懐中電灯のように一方向に狭い視野角でしか発光できず、設備の増大化や死角による危険性がありましたが、本製品は表・裏両面を発光させることができ、また広い視野角(当社比約2倍)により、簡素な設備で踏切の視認性向上を実現することができます。さらに、一般的な踏切警報灯と同程度な消費電流であることから、従来製品を背中合わせで4灯必要としていた踏切においては、本製品2灯で実現できるため大幅な省エネ効果が見込めます。なお、「eco1シリーズ」の名称で、同じコンセプトの列車進行方向指示器を含めシリーズ展開をしています。

プロデューサー

東邦電機工業株式会社 代表取締役社長 牧野純男

ディレクター

東邦電機工業株式会社 取締役 柳川正明

デザイナー

東邦電機工業株式会社 設計部 佐藤英岐/資材部 平柳和義

発売予定
2013年11月6日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

本製品は踏切の視認性を向上するもので、今まで死角となっていた方向への警報が行え、安全性の向上に貢献できます。また水平方向だけでなく、下方向への視認性にも優れており子供や車椅子で通行する人にも配慮しております。また、デザインに斬新さを取り入れつつ、発光内容は従来機器より表示の口径を大型化(Φ170→Φ190)し視野角を約2倍にするなど、通行人に対して解りやすく親切な設計としています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

踏切は人命にかかわる重要な設備でありますが、どんなに安全性への配慮を行っても通行人がマナーを守らなければ大きな事故へとつながります。しかしながら、本製品は通行人が気が付かないうちにマナー遵守を誘発できてしまうような機器であると確信しております。踏切をゼロにすることは社会状況等を考慮すると限りなく不可能なことですが、このような形で少しずつ踏切の次世代化を促進して参ります。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来、踏切の視認性の改善には高い費用と複雑な設備を必要とし、局所的な対応となることがほとんどでした。しかし、本製品の開発を通し低い費用で、周辺機器の整備も必要とせず、機能拡大による安全性の向上が図れる製品を、デザイン性に優れる形で表現することができました。本製品により、鉄道事業者様は踏切の安全対策や鉄道そのものの信頼性向上へつなげることが可能となります。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

一般的な踏切警報灯と同程度な消費電流であることと、視野角の広さから機器の集約が図れるため、本製品の設置により大幅な省エネ効果が見込めます。この省エネ化は周辺設備の充実を必要とせず導入への妨げとなりません。これにより、踏切の安全性向上が容易に行えるため、鉄道運行の重大な障害となる踏切事故を減らすことができます。ひいては社会インフラの滞りをなくし、人々の生活をより豊かで確実なものへとつなげていきます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

特別なものではなく、一般的なものと呼ばれるような製品にしたいと思いながら開発しました。この製品を一般的なものとするために、多くの鉄道事業者様で使用していただけるよう、デザインだけではなく省エネ・低価格・機能拡張など考えられるすべての創意工夫を盛り込みました。この願いが叶うころには、踏切や鉄道を利用する皆様、鉄道事業者様など多方面への社会貢献が達成されているものと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

鉄道事業者様向けにのみ販売しており、全国の踏切が設置対象です。
http://www.toho-elc.co.jp

審査委員の評価

過去にも数回、踏切で使用される警報灯の審査に携わったが、この警報灯は今までにはない斬新なデザインとなっている。従来の古いイメージからの飛躍的な進歩が見られ、その中で表示の大きさや視野角の改善により安全性や視認性も向上している。街の中で共存する公共機器は様々な環境にマッチする事が重要なファクターとなるが、このようなデザインに対する新しい試みは、次世代に勇気を与えるであろう。

担当審査委員| 柴田 文江   小林 昭世   佐々木 千穂   和田 達也  

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