GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
汚物流し便器用自動洗浄器 [フラッシュマン ノンタッチ]
事業主体名
株式会社ミナミサワ
分類
研究・教育・医療のための機器・設備
受賞企業
株式会社ミナミサワ (長野県)
受賞番号
13G070685
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「フラッシュマン ノンタッチ」は、既存設備の一部部品を交換するだけの「後付け」が特徴の自動水栓装置。病院・介護施設のバックヤード(汚物処理室)に設置された「汚物流し便器」(入院患者の排せつ物を処理するための便器)を、簡単・低コストで自動化することを可能とした。スペースの効率や費用の軽減が優先されるバックヤードにおいて、特に既存施設では取り組みが遅れがちな施設内感染予防のための自動化を促進し、看護師の作業効率やストレスの少ない働きやすい環境づくりに存在価値を求め、短工事・低価格での導入、省スペースな形状とユニバーサル表示、電源工事不要の単三アルカリ乾電池による長時間稼働等を提供している。

プロデューサー

株式会社ミナミサワ 代表取締役 南澤宏一

ディレクター

株式会社ミナミサワ 南澤俊文

デザイナー

株式会社ミナミサワ 南澤宏一、南澤俊文+長野県地域資源製品開発支援センター+デコデザインスタヂオ 岡谷哲男

詳細情報

http://www.minamisawa.co.jp/product/nontouch/

発売
2013年3月15日
価格

44,100 ~ 56,700円 (壁水栓用:44,100円(税込 取付費別)汚物流し用:51,450円〜56,700(税込 取付費別))

販売地域

日本国内向け

設置場所

病院・介護施設内の汚物処理室

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

「フラッシュマン ノンタッチ」は汚物流しに付属するふたつの水栓にそれぞれ対応。センサ窓に手を近づけるだけで自動で必要な水量が一気に流れる汚物流しと、手を近づけるだけで吐水止水ができる壁水栓で、作業効率を向上。操作方法は本体上部のわかりやすい表示で誰でも簡単に理解できる。また、清掃や消毒の手間も格段に改善され、負担の軽減、効率アップ、清潔感等、看護師やスタッフのストレス軽減が見込まれる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

非接触で水を流せるため、使い手の感染予防や衛生面の向上が見込まれると同時に、施設内の感染症対策強化につながる。単三アルカリ乾電池で動作しているため停電時でも動作。1日100回程度の使用で約3年の長寿命。電池の交換時期をセンサ窓のLED が赤く点滅して知らせる。汎用の市販電池だからランニングコストも負担にならない。なお、手動レバーはそのまま残すため、電池がきれた場合でも手動レバーで水を流せる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

省スペース、コンパクト化の実現では、自社だけではできない部分を地域の支援機関やデザイナーとのコラボで解決。地域資源と地域ネットワークの活動を促進。また「後付け」という柔軟な発想は、今後、病院や介護施設ばかりでなく、食品関連をはじめオフィスビルなども含めたあらゆるバックヤードの作業効率の向上とノンストレスな環境づくりへの貢献が期待できる商品開発に繋がる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

バルブごと交換(新設)する水栓大手メーカー製品の導入に対し、本商品は一部部品を取り替えるだけなので、本体価格が3分の1と価格的メリットが高く、工事費用も軽減される。さらには、施工にかかる時間が短く日常業務に差し障りを生じない。そのため、ニーズが高いにもかかわらず対応が遅れるバックヤードの自動化を促進すると自負している。また、既設の設備をそのまま活かすため、廃材も最小限に抑えられる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

医療現場で働く方からの「汚物処理の作業が負担」「衛生上触りたくない」という声を汲み取り、既存の設備でもレバー操作のいらない、使いやすい汚物流しになるよう本製品を開発した。低コスト、短時間設置を実現するための「後付け方式」と簡単な操作性に加え、既存設備と一体感のある外観デザインとユニバーサルな表示の開発に力をいれた。この製品が多くの医療機関に普及し、ノンストレスな作業環境になることを願う。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社 ミナミサワ 営業部 0120-786-800
製品情報 フラッシュマンノンタッチ | 自動水栓のミナミサワ

審査委員の評価

病院・介護施設のレバーを手で操作するタイプの汚物流し便器は、手袋の装着や消毒など感染症対策に手間がかかり、作業効率も良くないため、自動化の要望は高い。しかし従来の自動化製品は、水栓設備一式の交換が必要で価格が高く、施工の手間もかかるため、普及が進まない現状がある。それに対して本製品は、既存設備に必要部分だけ後付けすることにより、自動洗浄を実現することができるという特長を有している。外観も便器に多い白い陶器に合わせた形状と色でまとめられており、後付けでありながら統一感も感じられる。自動化を促進し、現場の医療従事者の身体的、心理的ストレスを軽減する優れたデザインである点を評価した。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   村上 存  

ページトップへ