GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
カテーテル固定専用キット [フィックスキット・PV]
事業主体名
アルケア株式会社
分類
研究・教育・医療のための機器・設備
受賞企業
アルケア株式会社 (東京都)
受賞番号
13G070665
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

静脈注射は、「診療の補助行為の範疇として取り扱うもの」として看護師の重要な役割となっています。中でも末梢静脈カテーテルの管理は輸液や薬剤投与のため多くの患者様へ実施されている処置です。本品は衛生的な処置が求められる末梢静脈カテーテルの管理において、カテーテル刺入部とチューブラインを安全に固定出来る材料をワンパッケージにして滅菌した、医科向けのドレッシングキットです。全ての部材は、医療従事者がグローブをして使うことを想定してデザインしています。また、末梢静脈カテーテル固定に使う部材をキット化することで、誰もが同じように処置出来るよう医療の標準化を推進します。

デザイナー

吉田 英二(アルケア株式会社 開発部)、田戸 寛徳(アルケア株式会社 マーケティング部)

詳細情報

http://www.alcare.co.jp/medical/product/new/20120919_fix/index.shtml

発売
2012年9月
価格

210円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

末梢静脈カテーテルの固定の際はカテーテルを押さえ位置を定めながら貼る操作が必要となる。そのためテープやドレッシングの操作は片手で貼付が出来れば、医療従事者が複数いなくても処置を安全に行える。単独での貼付を可能にすることで、省力化を提供している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

材料がカットされていることで、看護師がカットすることなく使用できる。医療従事者は余計な時間をかけずに手技に専念することができる。商品で得られる安全な固定に加え、手技の確認に時間をかけることが可能になり、より安全な医療を提供できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ドレッシングに配置したパッドは亜鉛を含有した繊維を使用している。亜鉛が持つ抗菌効果により、汗や血液を吸収したパッド内での細菌増殖を抑制することで、刺入部の衛生的な環境を維持する。また、粘着面には有機溶剤を使用しないエマルション粘着剤を用いることで、製造時におけるVOC(揮発性有機化合物)の排出を抑制し、患者様の皮膚への化学的な刺激も軽減している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

フィックスキット・PVを使うことで、末梢静脈カテーテルの固定処置に使用する材料が標準化される。それにより固定方法が標準化され、しいては医療の質も標準化される。

ユーザー・社会に伝えたいこと

カテーテルの固定は、治療そのものではないものの、点滴などの処置が円滑に行われるための必要不可欠な行為と考えています。そして、カテーテルの固定が、確実に、誰がやっても同じように実施されることは医療従事者だけでなく、治療の主体である患者様自身へも安心感を与えるものと信じています。そのことによって、医療従事者と患者様が治療に専念できる環境を創造したいと考えています。

審査委員の評価

医療の標準化や、安全性確保のために、末梢静脈カテーテルを管理する看護師たちをサポートし、衛生的に完全にカテーテルを固定することができる、固定用テープのパッケージである。作業においては、グローブをした片手で行う状況にあわせて、素材の特性や、形状の組み合わせに工夫を凝らし、効率よく完全な操作が行われるようになっており、衛生面においても安全面においても精度が求められる現場に役立っている。また、一連の操作に必要な部品をキット化することによって、カテーテル固定精度を高めている。高齢化が進むことにより、医療現場における作業の軽減と同時に、操作の精度、安全性が求められる医療現場を支えるとともに、治療を目の当たりにする患者に対しても安心感を与えるデザインであると評価した。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   村上 存  

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