GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
基板実装機/検査機/印刷機 [SAXES]
事業主体名
ソニーイーエムシーエス株式会社、ソニー株式会社
分類
開発、生産、製造のための機器・設備
受賞企業
ソニーイーエムシーエス株式会社 (東京都)
受賞番号
13G070638
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

プリント基板への表面実装を行う実装機だけでなく、印刷機、検査機を含めた、ライントータルでの高品質・高スループットを実現した実装ラインアップです。共通デザインとして、人間工学を基に扱いやすさを追求した独自のラウンドフォルムを採用。ソニー製品の製造現場でのノウハウを活かした設計で、初心者にも使いやすく、実装ラインの効率化にも貢献します。

プロデューサー

ソニーイーエムシーエス株式会社 SMSカンパニー

ディレクター

ソニー株式会社 UX・商品戦略・クリエイティブプラットフォーム クリエイティブセンター 和田淨、稲垣岳夫

デザイナー

ソニー株式会社 UX・商品戦略・クリエイティブプラットフォーム クリエイティブセンター 井関大介、福馬洋平、奥村光男

詳細情報

http://www.smt.sonyemcs.co.jp/

発売
2013年4月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

特徴的な曲線の外観は、形状の美しさだけでなく人間工学的な検証から導き出されたものです。側面から見たときに、足のスペースの確保、タッチパネルを使うときの顔と手の距離感、ドアのスムーズな開閉などを検証することで、この形状が生まれています。またデザイナー自身が実際に作業しながら、姿勢に無理がないか、ボタンを押しやすいかという感覚的な評価も取り入れ、身体的負担をより軽減するようにデザインしています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

効率化が求められる現場では、1人1台の管理体制から、1人1ラインを管理するようなワークフローに変わっています。そのため動作状態を表すインジケーションやモニターの高さなど情報表示の場所をすべての機器で統一し、ラインで並んだときに直線上でエラーをすぐに発見できるよう視認性・安全性を高めました。ドアや操作ボタンの位置関係も基本的に同じにし、効率的に作業を進められるよう配慮しています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

工場によってはさまざまな言語圏の人が働いており、ユーザーインターフェース(UI)には誰もが簡単に操作できる明瞭性が求められます。そのため機種を横断してUIを統一し、世界共通のセーフティーカラーを使ってレイアウトを共通化。一貫したルールで使いやすさを向上させています。また一目で識別できるアイコンをすべての機能に割り当て、言語に関係なく操作できるようにし、国や地域を越えた運用を可能にしました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

労働市場がグローバル化するなかで、国や地域を越えたルールや基盤づくりが重要です。本製品は「製品は人が中心であるべき」という考え方のもとにデザインすることで、国籍や言語、男女差、スキルなどに関係なく働ける労働環境を提供しています。人にとって快適な労働環境をつくることもグローバル企業としての大きな役割であり、そこで働く人の裾野を広げるとともに、持続可能な社会をつくることにも貢献すると考えます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

生産の現場で働く人がストレスなく働ける環境を整えることはとても重要だと考えます。本製品をつくるにあたり、クリーンな労働環境づくりに加え、一貫性のある使いやすさに配慮しました。それが結果的に高い効率性にもつながると考えます。どうしたら人が心地よく働けるかという視点を大切にしたこの製品が、労働環境のあり方を見つめ直すきっかけにもなってくれればと思います。

審査委員の評価

今後、更なる発展が見込まれる、プリント基板実装のための、表面実装、印刷機、検査機を、統合的にとらえた実装機器である。必要作業、品質、作業者の効率、扱いやすさ等の機能性を追求するとともに、美しくクリーンな印象をもたらす造形により、工場の風景、労働環境を変える力をもつデザインを提供している。人を中心とした製品の在り方をテーマに、工場機器に必要な、人間工学的な設計や、初心者を想定した驚くほどシンプルでわかりやすい秀逸なUI設計により、作業者を機能的、身体的にサポートしている。さらには、工場機器とは思えない、機能美、造形美を有するインパクトをもつフォルムにより、作業者たちが、誇りをもってものづくりに関わることが期待できる、工場機器としての新たな可能性を感じるデザインとして評価した。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   村上 存  

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