GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
鉄道車両用台車 [efWING]
事業主体名
川崎重工業株式会社
分類
公共の移動機器・設備
受賞企業
川崎重工業株式会社 (兵庫県)
受賞番号
13G060600
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

鉄道車両の台車フレームの一部をCFRPで製作。更に、コイルバネのサスペンションの役割をCFRP製フレームに持たせ、2つの機能を1つに集約した。航空機で使われる未来の材料カーボンファイバーを、世界に先駆け鉄道車両用台車のCFRP化に成功。その材料特性から大幅な軽量化を達成。それによりエネルギーコストの削減を可能にし、地球が微笑むものづくりを追い求めます。この新型台車efWINGが、日本だけでなく世界の鉄道車両の進化を大きく加速させます。

プロデューサー

川崎重工業株式会社

ディレクター

川崎重工業株式会社 車両カンパニー技術本部台車設計部 西村武宏

デザイナー

車両カンパニー台車設計部台車設計課 楠武宜、中尾俊一、安藤慎太郎、奥村泰史、白﨑潤、森口栄志、鴻池梢/デザイン課 濱田秀之/知的財産部 井上忠之+株式会社ケイテック 企画営業部 天辰祐介

発売予定
2014年2月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

台車の弓形バネがシーソーのようにつり合う動きをし、各車輪がレールに与える力が安定した。これにより、乗心地が従来台車に比べて大幅に向上することが確認された。また、線路のカーブや分岐などにおいてもその性能を発揮し、脱線に対する安全性能が従来に比べて約2倍になることが証明された。efWINGは全ての乗客に快適性・安全性を提供できる台車である。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来の鉄道車両台車では考えられなかったデザインとカラーリングにより、鉄道車両のイメージ向上につなげた。また、通勤・通学の足として使われる鉄道、毎日利用する乗り物だからこそ、多くの方が安心して乗車できる走行安全性と快適に乗車できる乗心地の向上を図った。efWINGは、誰もが過ごしやすい車内環境を提供し、「乗客に喜ばれる乗り物」を目指していく。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

航空機において、最新のB787で機体の50%にCFRPが採用されており、CFRPの性能向上と信頼性が実証されている。日本が誇る世界一の技術であるCFRPを、航空機・自動車に続き鉄道車両に採用することで、日本の技術の更なる優位性を確立できる。efWINGは、その斬新なデザインと構造で鉄道車両に新たな時代を築くと共に、CFRPを採用することで、日本の産業の新しい未来を切り開くことができる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

航空機で採用されているCFRPを世界に先駆け鉄道車両用台車に採用し、CFRPの特性を最大限に活かして台車構造の簡素化を図った。それにより1両あたり900kgの軽量化に成功。大幅な軽量化により、ランニングコストの低減とCO2排出量の削減を可能にした。efWINGは、環境に優しく、地球が微笑む鉄道車両を追い求め続ける。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本の技術は、機能・構造・材料などのすり合わせによって、人々の暮らしを向上させる可能性を秘めている。この台車は、今までに無いアイディアで新しいデザインを実現させた。人々に「見る楽しみ」「乗る楽しみ」を与え、地球環境にも貢献できる。そんな台車の物作りを通して、世界を魅了していきたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

川崎重工業株式会社 車両カンパニー
川崎重工業株式会社

審査委員の評価

鉄道車両の次世代型台車である。近年、航空機や自動車に採用されている新素材CFRP(炭素繊維強化プラスティック)を、世界に先駆け鉄道車両台車枠に採用した。フレームの一部と、さらに弓状バネとして構造化することによってサスペンション機能を確保、従来のコイルバネを省略している。これによって安定性能の向上はもとより大幅な軽量化を実現した。一両あたり900kgの軽減は画期的である。CFRPの性能を生かした弓状バネは、視覚的にも新しい台車スタイリングを導いた。一般に鉄道車両は「車体と台車」からなる。これまで、デザインの視点はほとんどが車体にあった。ひとの目に触れにくいとはいえ、足下が鉄道車両の重要部分であることに変わりはない。日本が誇る新素材技術と構造開発によって、高性能で機能的な美しさをもった台車が生まれたことを高く評価したい。この台車が、世界の鉄道車両の足になるならば、鉄道の風景も一気に加速するであろう。

担当審査委員| 山田 晃三   羽藤 英二   原 研哉   森口 将之  

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