GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
高級割箸 [希望のかけ箸]
事業主体名
株式会社磐城高箸
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
株式会社磐城高箸 (福島県)
受賞番号
13G020201
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東日本大震災で被害の大きかった岩手県・宮城県・福島県の杉間伐材を使用した割り箸です。この割り箸が復興の架け橋となり、自然豊かな東北の地が、再び人々の希望を実らせる場所となりますよう、願いを込めて「希望のかけ箸」をお届けします。

プロデューサー

株式会社磐城高箸 髙橋正行

ディレクター

イート・イースト 加瀬仁人+有限会社デザイン・フィールズ 馬場立治

デザイナー

イート・イースト+株式会社ソックス・ビジュアルデパートメント 加納千暢、林香世子

詳細情報

http://iwaki-takahashi.biz/products.html

発売
2011年10月
価格

525円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

伝統的な杉利久(9寸(24cm)柾目)割り箸の枠組みにあって、なお老若男女、現代人の手にやさしく使いやすいよう、玉利休としての丸みを大きくかつ全体を太くし、徹底した乾燥工程と厳しい検品によって、折れにくい、しならず食材がつかみやすい高い剛性を実現しています。また、地理的理由から特にWebサイト上で福島県ハイテクプラザにおける製品の放射線量測定結果報告書を公表し安全性をアピールしています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

希望のかけ箸の売上から陸前高田市、栗原市、いわき市に義捐金(1セットにつき各市へ50円ずつ)が寄付され、また検品以降を障がい者施設へ検品以降を委託しているため、被災地復興支援と、森林保護(林業の活性化)、障がい者の自立支援の一助として寄与していただけます。また、林業の活性化とカーボンニュートラルの考え方により、弊社割り箸の利用によって二酸化炭素の排出抑制に啓蒙いただけます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

建築材などの端材を用いず、山林まで赴いて林業者と直接やり取りを行い間伐材丸太を購入、弊社独自の工程により一貫製造しています。製造工程で出る端材は薪ボイラーによって材料乾燥の熱源となるため(カーボンニュートラル)、丸太はすべて無駄なく製造に使用されゴミは発生しません。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

多量にエネルギーを必要とする材料の乾燥工程において燃料に化石燃料を用いません。また直接林業者へ利益が還元されるシステムのため、清浄な水源の確保や土砂災害の防止につながり、カーボンニュートラルのサイクルを早めることに寄与すると考えられます。弊社生産工程は国内外の組織、事業者が見学に訪れ、とくに最近において近隣小学校の社会科見学授業などで訪問いただける機会が増えてきています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

本製品が間伐材の積極的な利用の啓蒙となり、衰退した林業に活気を、荒廃した日本の山々に強さと美しさを取り戻すきっかけとなれば幸いです。また、東日本大震災被災地の復興の一助となることを願います。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福島県八重洲観光交流館 (東京駅八重洲口)、福島空港、仙台空港、いわき観光物産センター銘品プラザ等
株式会社 磐城高箸ウェブサイト

審査委員の評価

まず、普段、何気なく使い捨てにしている割り箸とは異なる、美しい形にひかれる。そして、この割り箸に込められたストーリーの意味に意識が向くデザインである。震災被害の大きかった岩手、宮城、福島の杉間伐材を使い、環境に配慮した製造工程から安全・安心のアピール、障がい者支援、被災地支援の仕組みまでを考慮した、トータルデザインに好感が持てる。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

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