GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ものづくりデザイン賞

受賞対象名
イマバリレスキュータオル [イマバリレスキュータオル]
事業主体名
宮崎タオル株式会社
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
宮崎タオル株式会社 (愛媛県)
受賞番号
13G020169
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ホテルで避難する実体験から火災避難用に濡れタオルがワンタッチで手に入る様デザインしました。清潔な精製水の入った濡れタオルです。筒状になっていますので、手を入れてお使い頂けます。火災時に開封して頂き、煙を吸わないように鼻と口を被い、素早い退避を補助するプロダクトです。

プロデューサー

宮崎陽平

ディレクター

宮崎陽平

デザイナー

宮崎陽平

発売予定
2013年12月3日
価格

500円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

消防白書によると、年間1700人ほどの方が なんらかの火災により亡くなられています。アルミパウチに濡れタオルを入れた避難補助具を 家庭から多くの人が集まる密閉スポット(ホテル、旅館、高層ビル、地下鉄駅、学校、美術館、地下商店街、病院、公共施設)に配備することで 一名でも多くの命を守る事がデザインの目的です。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

毎日続いて行く日常生活でも、日本全体で一日当たり137件ほどの 火災があり、5人ほどの方が毎日なんらかの火災で亡くなられています。日常生活の中でも、家庭の消化器等の隣に、避難補助具として常備頂いたり、地下鉄等の事故も想定し、ハンドバック等に携帯することで、煙等から安全に 落ち着いて退避補助することが 目的です。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

江戸時代から今治は綿花と共に産業を発展させてきました。江戸時代の綿布、明治時代の綿ネル、それが大正、昭和あたりからタオルに進化して、戦後はタオルの一台産地になりました。今は、タオルハンカチ、タオルケット、タオルマフラー等に 使うシーンや 形態を変化させながら、継続しています。今回のデザインは、その一例として 一つのスタンダードになり、地場産業に貢献することも一つの願いです。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

地震や、地震による津波、また急激な寒波、熱波。突風、竜巻など、、環境からの災害が近年、多く見られるようになってきました。被災時には、火災以外でも、怪我や避難場所での待機中、清潔な濡れたタオルがワンタッチで手に入ることも、一つ安心感にも繋がると思います。環境面では、売上の1%を環境保護団体に寄附することを実行しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

拭くという用途において、現在のタオル織物は両面パイルとして完成度が高く、デザインにおいて、ある種のアノニマスデザインのように手を加えにくい面があります。タオルの用途を変容されることで、拭くという「用」以外にも、日常生活の中で人間に役に立てるようなプロダクト作りを通じて、タオル織物の面白さを伝えられたら幸いです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

宮崎タオル株式会社

審査委員の評価

濡れタオルを密閉パックした非常用製品である。建物の火災に遭遇したとき、煙にまかれないよう濡れタオルで鼻と口を被い避難するように言われているが、パニック状態のときに落ち着いてこれを実行できるかどうか疑問である。本製品はワンアクションで濡れタオルを取り出せるよう考案された製品であり、アルミレトルトパウチの中に、筒状に縫製され、精製水を含んだタオルが入っている。目立つ鮮やかな色に誰にでも分かりやすいグラフィックスが施されたパッケージ、8カ所に設けたパウチの切れ目、手の甲を火傷から守るだけでなく慌てていても落としにくく設計された筒形状、気持ちを落ち着かせる柑橘系の香りなど、非常時における使用者への配慮が隅々にまで行き届いている。施設の常備品としても個人の携行品としても使え、今後防災用品のスタンダードとなるべき優れた製品である。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

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