GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
和ろうそく [アロマ和ろうそく 灯之香]
事業主体名
株式会社小大黒屋商店
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
株式会社小大黒屋商店 (福井県)
受賞番号
13G020158
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

これまでの和ろうそくのかたちを継承しつつ、現代生活に彩りを添える形状に仕上げました。和ろうそくは、蝋の原料に植物性の油脂を用いて、和紙やい草などを芯にして作ります。百年以上続く弊社の「型掛け」製造技術をもとに、福井県の伝統工芸品である越前和紙を巻き、現代の生活になじむ和のデザインにしました。華やかさと強さを持ち合わせ、自宅、旅館やホテル、飲食店など和洋を問わずどの場面でも空間を美しく演出します。また、香りを閉じ込めた小さなチップ(香ろう)を溶け出した蝋に足せば、ほのかな香りを楽しめます。和ろうそくの独特の揺らぎと金、銀、白、黒の和紙色が、使い手に温かさを懐かしさを想い起こさせます。

プロデューサー

大津 竜一郎

ディレクター

景山 直恵

デザイナー

景山 直恵

詳細情報

http://www.kodaikokuya.co.jp/honoka

発売
2013年6月
価格

3,150 ~ 9,450円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

蝋に植物性の樹脂を、芯には和紙を使用しているので、油煙が少なく使用時にも喉をいためにくくなっています。植物由来の天然成分が主原料なので、体にも優しいです。香料はほのかに香る程度にとどめ、鼻の奥につくような強烈な香りや部屋の消臭剤のような香りを避けるようにしました。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

倒れにくく、安定感を保ち、重量感があります。少々の風では倒れないほどの重さです。食事中も料理の邪魔をすることのない微香タイプで、和ろうそくの独特の揺らぎが食卓に新たな会話をもたらします。大サイズで約90時間という燃焼時間は繰り返し使えます。使用しないときはペーパーウェイトとして役立ち、大・中・小を揃えればインテリアとして目を惹くアイテムです。非常用にすぐに使えます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

土台となる和ろうそくは、芯を入れた木型に蝋を流し込む「型掛け」と呼ばれる技法で弊社が江戸時代末期から守り続けている製法です。福井県知事指定「郷土工芸品」の認定を受けています。現代の生活に取り入れられれば、製造量が増え、若手の職人の雇用ができ、新たな感性で商品が作り出せる可能性が生まれます。越前和紙以外とのコラボレーションなど、アイデア次第で他産業と質を高めあえる商品作りも考えられます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

原料が植物由来のものなので、燃焼しても健康を害する油煙はありません。発売後、東北の購入者から「リビングに置いてもサマになり、いざとなったら非常用で使える。気持ちを落ち着かせてくれる灯りだ」と声をいただきました。使い方さえ間違わなければ、ろうそくは人々に安らぎを与えるものであると確信しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

和ろうそくという今の日本人になじみが薄くなってしまったモノを、再び生活の中に溶け込んだものにしたくて製品化しました。より安心安全に、現在の生活スタイルに似合う和ろうそくとはどんなものかを考えました。灯火のある時間と空間が人間にどれだけ安らぎを与えるのか、火の扱いがどれだけ大切なことか。人の心を慰めてきた灯りの恩恵を振り返るきっかけになってほしいです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ジェイピリオド各店  小大黒屋商店本店 マスターズクラフト(パレスホテル東京、品川プリンスホテル)
小大黒屋商店 和ろうそくの製造販売

審査委員の評価

ろうそくの直径と芯の太さの絶妙な釣り合いにより、円柱の外側を壁のように残し、中心部だけが溶けていく独特のスタイルが生まれた。ロウの壁を透過して見える炎の明るさがとても美しく、さらにその効果を高める和紙の装飾も上品な風景を作り出す。豊かな大きさと十分な重量があり、多少の風でも安全に使うことができる。植物由来の穏やかな香り、丁寧にデザインされたパッケージ、シンプルな造形と機能性が両立したクオリティの高い製品である。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

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