GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
車いす [ネクストコアシリーズ ネクスト-11B、21B]
事業主体名
株式会社松永製作所
分類
個人用品、育児・介護用品
受賞企業
株式会社松永製作所 (岐阜県)
受賞番号
13G010097
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

スタンダード車いすは使用者だけでなく、介助者、施設職員、レンタル業者など様々な人が使用します。そこで大切なのは、マニュアルを見なくても視覚的に判別しやすい調整箇所であったり、工具を使用しなくても調整できる事です。次に車いすの重要な3大要素である「移乗」、「移動」、「座位」のトータルバランスを見直しました。特に「座位」ですが、バックサポートが使用者の体を立体的に保持することで、長時間座ることを可能にすると共に、使用者が正面を向いてアクティブな生活が送れるようにしました。「しっかり座れてメンテナンスしやすい車いす」がコンセプトです。

プロデューサー

株式会社松永製作所 代表取締役 松永紀之

ディレクター

株式会社松永製作所 開発部 無津呂崇志/営業部マーケティング担当 中村慎吾

デザイナー

株式会社松永製作所 開発部 無津呂崇志、小澤康一、富田康晴、宮川賢吾、傍嶋宏和

発売
2013年2月21日
価格

110,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

全幅を抑えたスリムな車輪は、ハンドリムが身体に近づく事で、より駆動効率が高まります。さらにハンドリムの形状もフィット感を追求しました。足元はパイプを立体的に曲げる事でスペースを確保しています。コンパクトな車体の割にゆったりしたポジションとなりました。シートは左右独立して張り調整することで高齢の使用者に多い「円背」の方や「側灣」の方も長時間、楽に座れます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来型と比べてスリムかつコンパクトな車体としました。寝室からトイレや洗面所など、自分自身の意思による移動が容易にできるようになり、寝室中心の生活から家族が集まるリビングで一緒に過ごし会話をする時間を増やすことで、高齢の使用者の「くらし」をより充実したものにさせたいと考えます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

フレームはショット加工という表面処理をすることで、フレームの剛性が上がり軽量化と高剛性という相反する課題をクリアーしました。外観も落ち着いたイメージに仕上がり、表面の傷に対しても目立ちにくくなります。またサイドガードの材料と構造を見直しすることで、工具無しでも着脱可能となり、隙間のゴミも掃除しやすくなりました。これらの機能はレンタル業者や施設職員の方の要望を実現しました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

今後、さらに加速する高齢化社会は日本だけの問題ではありません。まずは寝室からリビングに行ける事で家族との絆を深め、さらに外出することで地域の人との繋がりを深める事が「あたりまえ」と思える社会を築き、またそれが持続していくために利用者、介助者の双方の負担が軽減できる道具の一つとして役に立ちたいと考えます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

車いすのグローバルスタンダードとは何か?という事を考えました。人種によるサイズの違いはありますが、言葉ではなく、視覚で判る操作部や調整機構であると思います。また、難解な機能の説明より大切なのは、使用者の第一印象が「乗りたい」であると思います。メーカーは売って終了ではなく、ユーザーが、よりアクティブな生活が送れて地域の人達とのコミュニケーションが活発になるお手伝いをしなければと考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

お近くの福祉用具販売店、医療器機販売店、福祉用具貸与事務所など

審査委員の評価

車いすの基本機能の構成要素を、素材レベルから丁寧に見直し、軽量化、車幅のスリム化などを実現。その前向きに改良する姿勢から、結果として美しさを獲得している製品である。

担当審査委員| 廣田 尚子   工藤 青石   サイトウマコト   須藤 玲子  

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