GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ランドセル [帆布ランドセル[ランザック]]
事業主体名
有限会社彩工房
分類
個人用品、育児・介護用品
受賞企業
有限会社彩工房 (広島県)
受賞番号
13G010041
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

『ランザック』は、素材に帆布を使用し、ランドセルとリュックの長所を併せ持つ。『堅固さ』を追求するのではなく、帆布の特性である『柔かさ』を活かしたデザインで、安全性に配慮し軽量で背負いやすい。ランドセルの長所である、書類や貴重品の保護収納に適する箱型に、便利なリュックの機能を付加。リュックベルトの長さを選択可能とし、大人も使えるデザインで、対象を小学生だけでなく、対象年齢を広げるとともに海外展開を目指します。

プロデューサー

有限会社彩工房 代表取締役 古本 朗

ディレクター

有限会社彩工房 代表取締役 古本 朗

デザイナー

有限会社彩工房 代表取締役 古本 朗

詳細情報

http://www.saikobo.jp/newrand/

発売
2013年8月15日
価格

29,400 ~ 31,500円 (オプションは除く)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

教材の大型化(A4判)に伴い、ランドセルも大型化。児童の身体的負担は大きくなっています。帆布素材を使用することで軽量化を実現。帆布素材特性の柔軟性を活かしてサイズはコンパクトに抑え、外部からの衝撃を吸収緩和する構造で安全性に配慮。6年間の身体の成長に適応できるように、背負ベルトは調整幅を広くし、また交換可能な仕様にしています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

小学生が6年間使用することを前提にした丈夫さ、収容能力と安全性に配慮したデザイン。・安全性重視の構造と機能(ピンを使わない背負いベルト、反射鋲など) ・物の脱落防止や雨の流入を防ぐ『雨よけフラップ』採用。折りたたむとリコーダーやものさしが挿入できるなど使い方は多様。・公共交通機関利用者が増えているので、通学定期券やお守りなどを収納するサイドポケット用意

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ランドセルの歴史からみると、戦前は帆布のものも存在。戦後、化学繊維の登場で帆布業界が衰退し帆布ランドセルは消滅。現在は、大部分が革、人工皮革製。帆布ランドセルの登場で消費者の選択肢が増え、帆布の魅力を知ってくれる人が増えれば、ランドセルのみならず帆布業界、また付属品などの付帯産業、広くは繊維業界の活性化につながる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

帆布は、『土から生まれ土に帰る』エコな素材で地球環境にやさしい。また、ランドセル業界では一般的な『6年間無償修理』は採用せず、有償修理とすることで、価格を抑えるとともに児童には『ものを大事にする心』を学んでもらいたい。

ユーザー・社会に伝えたいこと

温故知新。戦前には存在し戦後消滅した『帆布ランドセル』。新しい機能を加えた新様式で復活させ、次世代に伝えたい。天然素材の帆布がもつ暖かさ、柔かさ、優しさといった素材の魅力を、若い世代に対しては触れ合う機会の多いランドセルを通じて知ってもらいたい。大人の方には、箱型の実用的なランドセルとして、海外に対してはクールジャパンの商品として展開していきたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

有限会社 彩工房 広島県尾道市土堂1-6-9
尾道帆布 彩工房
[net横丁]尾道帆布 彩工房

審査委員の評価

帆布製のランドセルというシンプルな発想が、新たな機能や装飾を加えるという方向とは違うベクトルで新鮮な仕上がりを具体化している。ディテールの処理も不可分なく適正である。結果として人工素材に偏りすぎてきた日本における近年の量産製品に対するアンチテーゼとも言えるかもしれない。

担当審査委員| 廣田 尚子   工藤 青石   サイトウマコト   須藤 玲子  

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