GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
財布 [ポーターパース]
事業主体名
株式会社吉田
分類
個人用品、育児・介護用品
受賞企業
株式会社吉田 (東京都)
受賞番号
13G010039
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本の伝統的な技法で染めた革を使った、「MADE IN JAPAN」を強く打ち出した革小物シリーズ。ブラックは鉄粉、ブルーは藍を溶かしたアルカリ性の溶剤を使って空気にさらして酸化させることで革の色を変化させ、最後にオイルで仕上げました。国内のタンナーの技術と努力を体現した素材は使うにつれて馴染み、艶が増して色が深まるのが特徴です。外装はへり返しをしたものを合わせて縫合する、返し合わせという技法によってスッキリと見せ、内装は切り目仕立てでデザインアクセントにしています。収納室をアコーディオン状にすることによりワンアクションで全体が見渡せ、お札や小銭、カード等の収納物の出し入れがしやすい仕様です。

デザイナー

株式会社吉田 企画部

発売予定
2013年10月
価格

9,450 ~ 21,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

財布に求められる基本的な機能、例えば「お札はなるべく折り曲げずに入れたい」「カード段は多めに欲しい」「小銭の出し入れはスムーズに行いたい」などをストレスなく行え、且つ見た目的にもスッキリ収まるサイズにこだわり、全てを集約することでスムーズな動作につながるように努めました。そのため収納室をアコーディオン状にし、ワンアクションで全体が見渡せるようにしています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

お金の支払いやカードの出し入れは生活する上で頻繁に行う行動の一つであり、お金を収める財布はとても生活に密着しています。日常に欠かせないアイテムを出来る限りストレスフリーな仕様にし、素材は味わい深い経年変化を楽しめる革で使用者の癖が魅力的に現れるようにしました。これらのことによって生まれる愛着は物を大切に長く使うことにつながり、「MADE IN JAPAN」の価値の再確認を促します。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

日本の伝統的な技法は素晴らしいものですが、往々にして手間がかかりコストもかかることもあり、中々生活に浸透しづらい側面があります。そのため商業的には成功しづらく廃れてしまうこともありますが、弊社のような10代から60代、70代という幅広い客層を持つ企業がこういった素材を積極的に取り入れることは量産=伝統産業の維持と活性化につながり、また若い世代に日本の技術を知ってもらうきっかけになると思います。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

革は比較的耐久性がある素材で数年たっても修理できることが多く、そういった意味ではかなり長く使うことが可能です。また、この商品は日本の伝統技術を守ると同時に現代の生活に適した新しさを取り入れており、こういった試みは今まで興味が無かった人にも日本文化の良さを知ってもらうきっかけとなり、技術の伝承と進化への一端を担っていると言えるのではないでしょうか。

ユーザー・社会に伝えたいこと

職人さんのこだわりや丁寧なモノ作りを製品として世の中に伝えることもわたしの仕事だと考えています。実際に手に取っていただき「MADE IN JAPAN」のクォリティや商品のこだわりを感じていただけたら幸いです。また気に入っていただけて、長く愛用していただけたら本望です。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

クラチカ ヨシダ
表参道店
大阪店

審査委員の評価

日本の丁寧な皮革技術を駆使した明快なコンセプトでの「ものづくり」に、評価が集まった。皮革素材の鞣し工程にタンニン処理、染色には藍、鉄媒染などを採用し、コントロールの難しいプロセスに挑戦する姿勢は見事。今後もデザインのさらなる発展に期待したい。

担当審査委員| 廣田 尚子   工藤 青石   サイトウマコト   須藤 玲子  

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