GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
中央市場脇公衆便所 [中央市場脇公衆便所]
事業主体名
中央区
分類
公共領域のための空間・建築・施設
受賞企業
株式会社石橋徳川建築設計所 (東京都)
受賞番号
12GC11002
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この公衆便所は、常時の生活利便施設として、また非常時の防災対応施設として、築地市場脇に計画したものです。誰もが避けて通らず、親しみを抱いてくれる、安心安全の目印となれるように機能性とデザイン性の両立を目指しました。[イメージの転換]従来の「汚い・暗い・臭い」から「安心・安全・清潔」へと意識が変わるように要素を構成しました。[光溢れる防犯]昼夜を問わず安心して利用できる環境を追求し、2方向避難を徹底し、夜は周囲まで明るさを伝えることで、犯罪への抑止効果を期待しました。[災害対応]配管ピットは緊急用汚水槽を兼ね、ブース内のマンホールから利用できる防災対応便所として整備しました。

プロデューサー

中央区代表 中央区長 矢田美英

ディレクター

株式会社石橋徳川建築設計所 石橋利彦

デザイナー

株式会社石橋徳川建築設計所 徳川宜子

詳細情報

http://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/kosyubenzyo/index.html

利用開始
2011年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都中央区築地5-2-1

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

単純な機能の施設ですので直接的に自然を活用しています。屋根のアルミハニカムパネルは自立した壁から浮き上がって設置することで空気の流れを確保し、充分な自然換気によってブース内に臭気か滞ることのない環境となりました。またハイサイドライトが採光として昼間の照度を補い、さらに照明はすべてLEDを採用しました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

年齢、職業、国籍を問わずに使われる施設です。誰もが公衆便所の位置を認識しやすいように、一般的なサインプレートではなく建物全体がサインとなるようにサインと建築の融合を図りました。歩道が観光客で埋め尽くされる年末年始の繁忙期においても、日本人のみならず、海外からの観光客にも施設の用途がわかるように心掛けました。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

公衆便所の建替えは、施工中も地域における公衆便所の利便性を損なわないように考慮しました。施工期間を短縮するために屋根はアルミハニカムパネルを採用し、コンクリートの躯体工事や防水工事を省略しています。また、近傍に公衆便所がない場合には、現場の仮設便所を仮囲いの外側から使用できるような仮設計画を行います。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

築地市場の清潔感を損なうことのないデザインとしました。白い壁をアルミハニカムパネルと高耐久性フッ素樹脂塗装に落書き防止クリヤーを施したコンクリートとしたことで、従来のタイルでは得がたい明るく清潔な印象となりました。建替前の公衆便所は落書きの標的とされていましたが、白に徹底したことで落書き自体の発生も少なくすることができました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

災害対応できる公衆便所として整備しています。配管ピットは緊急用汚水槽を兼ねており、災害時に緊急トイレとして各ブース内のマンホールから利用できます。また、給水管建物導入部は変位吸収配管、排水管は可撓継手により接続を行い地震の揺れを吸収できるようにしました。

ユーザー・社会に伝えたいこと

まち行く人々が、避けて通らず親しみを抱いてくれるような、安心安全の目印として、機能性とデザイン性を両立させた公衆便所を目指しました。これからも地域に求められる公衆便所のイメージを、特殊解としてではなく一般解として継続的に展開していきます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

中央ナビ 中央市場脇公衆便所

審査委員の評価

築地中央市場という昼夜を問わず、24時間活動するまちにおける公共便所である。白を基調とした清潔感のある外壁の色彩、アルミハニカムパネルとガラスを使用することで、明るく軽快な外観をつくり、トイレそのものがサインとなるよう工夫がされている。さらに二方向避難を考慮した導線、壁面に対する落書き防止の配慮など、従来の公共トイレのマイナス要素の軽減を行っている。また災害時には緊急トイレが追加出来るように整備されており、小さいながらも公共施設として、安心安全なまちづくりに寄与している。

担当審査委員| 南雲 勝志   大島 礼治   黒川 玲   手塚 由比   堀井 秀之   森田 昌嗣  

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