GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
建築 幼稚園の施設 [学校法人神蔵学園 町田こばと幼稚園 ひかりの広場]
事業主体名
学校法人神蔵学園町田こばと幼稚園 株式会社エトルデザイン
分類
公共領域のための空間・建築・施設
受賞企業
学校法人神蔵学園 町田こばと幼稚園 (東京都)
株式会社エトルデザイン (東京都)
受賞番号
12GC10985
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

園舎の建て替えにあたり、園庭としての平坦なグラウンドを整備しながら、敷地のレベル差を活かして、子供達が遊びを発見していくことができる場を求められた。「魔法のじゅうたん」をキーワードに、半円状のRCの壁と鉄骨のテント膜を電動オーニングテントで結んで園庭を構成し、RCの壁には陽ざしをとり込むためにたくさんの孔を開け、カラーアクリルをはめ込んだ。地面に様々な色の光が落ち、刻々とひだまりが変化する美しい風景をつくる。子供達がすべったり登ったり駆け上がったり、大地とひとつながりの壁を身体全体で感じて遊んでほしい。そして、どんどん新しい発見と発明をしていって欲しいと願っている。

デザイナー

株式会社エトルデザイン 高山正樹、岡由実子、富沢真二郎

利用開始
2011年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都町田市本町田2904

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

持続可能な社会は、人間の生きる力にかかっていると考える。子供達がさまざまな体験を通して、生き抜く力を育むという幼稚園の教育方針から、大地を通し、太陽を通じて、身体と心を育むための遊び場をデザインした。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

園庭の形態が導く光や影が、子供達の、みる、触る、嗅ぐ、感じる、といった五感に働きかけ、逆に子供たちは、園庭で、かけまわり、よじ登り、ぶら下がって働きかける。身体と空間が相互に刺激しあうことのできる体験を生み出す。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

毎日の暮らしの中で、豊かな空間体験が特別なことではないと多くの人に気づいてもらえることを考えている。日々、変化があり、それを楽しむ暮らしこそ、豊かな生活といえると考える。天気が変わり季節が変わり、その豊かさを感知する感性を育むことは豊かさを育むことである。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

安心して子供を遊ばせることのできる環境が重要視されているなか、幼稚園のカリキュラムばかりでなく、施設や設備が充実していることが求められている。安心度の高い新しい園庭のあり方は、幼稚園施設の運営に貢献している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

ものを与えるのではなく、場を与え発見する能力を導きだす。こどもたちのもつ魅力をそれぞれの方向に伸ばしていけるよう、シンプルでつくりすぎない遊具として考案した。使い捨てるのではなく、使い方を変え、どこまでも使い続ける魅力をもつものとして。

ユーザー・社会に伝えたいこと

こどもだから、大人だから、というくくりではなく、人間の理知を信じてデザインをしたいと考えている。自然の摂理と形から導かれたデザインは、本質的に人の心に働きかけ、人から人へとつながり、記憶に残っていくと考える。この園庭の、小さなその目に残った光や影やきれいな色や、自ら発見して使う楽しさが、世代を超えて永く受け継がれていくよう願っている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都町田市

審査委員の評価

RCの湾曲した壁にカラーアクリルをはめ込むという単純な操作で、子供達が登ったり、滑ったりしながら、遊びを発見できる場が実現されている。遊び方を大人から規定されるのではなく、子供達が自分で考え、遊びを作り出していける場というのは、今の子供達にとって非常に貴重である。多少滑って転ぶこともあるであろうが、子供は転んだりしながら遊び方を身につけていくものである。昨今安心安全を重視するあまり、子供達が自分で考えて、体を思い切り使って遊べるような場が減ってきてしまっている。そういった場が実現できたことは評価に値するであろう。

担当審査委員| 南雲 勝志   大島 礼治   黒川 玲   手塚 由比   堀井 秀之   森田 昌嗣  

ページトップへ