GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
手動式傾斜角可変架台 [手動式傾斜角可変架台]
事業主体名
株式会社NTTファシリティーズ
分類
公共領域のための機器・設備
受賞企業
株式会社NTTファシリティーズ (東京都)
受賞番号
12GC10968
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

パネルの傾斜角は、太陽光に対し直角となるとき発電効率が最も良くなる。太陽の位置が高い夏季は傾斜角を小さくおさえ、太陽の位置が低い冬季は傾斜角を大きくすることが可能になれば、運用上、太陽光パネルの最大効率を発揮することができる。この、季節に合せた傾斜角を、電気の力によらないで、人力によって簡易に変更できるようにしたのが本製品である。

プロデューサー

株式会社NTTファシリティーズ

ディレクター

株式会社NTTファシリティーズ 佐々木竜介

デザイナー

株式会社NTTファシリティーズ 佐々木竜介、鈴木幹夫、斉藤大祐

発売
2012年2月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

架台は設置時に一度傾斜角を固定してしまったら、撤去まで変更できないという概念を打ち破り、その時々にあったニーズを満たすことができる。また、回転部の繰返し荷重試験を行うことにより、回転部の安全性を確認している。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

通常の太陽電池アレイ用架台であれば、ブレース材を設けて水平力を負担させているが、本製品の構造上、ブレース材を前面だけに設け、パネル下と架台後面にオープンなスペースを確保でき、「施工時及びメンテナンス時に人が作業する」という行動を容易にすることができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

架台後部はブレースを排除しているため、パネル下の空間を利用すれば、農作物の栽培や、ガーデニング等が可能である。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

固定価格買取制度では、発電量がそのまま売電収入になる。年中同じ角度で設置した場合に比べ、5〜10%の発電量の増加が見込まれるため、発電事業者としても回収が非常に有利になる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

電気を使用して回転動力を得る架台がメーカーから販売されているが、太陽光発電の根本の趣旨と相違があることは否めない。ここで、本製品は手動式でしかも簡易であるという点を、改めて強調したい。環境に優しく、人的稼動をそれほどかけずに、発電効率を上げることができるのは大いにニーズがあると考える。

ユーザー・社会に伝えたいこと

積雪地域での雪下ろし、不同沈下地盤で傾斜角が小さくなってしまった際の調整等が、電力を一切使わず、一つの機能で行えるという点が本製品の最大のメリットである。7/1からの固定価格買取制度施行後は発電事業者ないし、個人消費者の両方から、大いに満足して頂ける製品になると考えている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

Fソーラーリサーチパーク(北杜市)

審査委員の評価

太陽光パネルの角度を手動で変えられるという視点は、余分なエネルギーや機構を使わない、とても大切な視点だ。これまでの機械は機能の高度化を目指し、足し算的に設計されてきた。この架台はその点をぐっと我慢して、あえて手動で踏みとどまり、簡易な機構で提案されている。引き算のデザインである。また、パネルの重心をうまく使うことで、あまり力のいらない操作方法になっているのも優れている。

担当審査委員| 南雲 勝志   大島 礼治   黒川 玲   手塚 由比   堀井 秀之   森田 昌嗣  

ページトップへ