GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
超電導式磁気共鳴画像診断装置 [東芝MRI Vantage Titan MRT-2004]
事業主体名
東芝メディカルシステムズ株式会社
分類
研究・教育・医療のための機器・設備
受賞企業
株式会社東芝 (東京都)
東芝メディカルシステムズ株式会社 (栃木県)
受賞番号
12GC10956
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

MRI装置は、X線による被ばくが無く、造影剤を用いない非造影MRI検査など非侵襲的な検査も可能とするため、子供から年寄りまで患者にやさしい検査を提供している。しかし、一方で、検査中の騒音や狭い検査空間、長い検査時間など検査環境における患者に対する心身の負担が問題となり、より一層の改善を求められている。本装置は、高精細画像やワークフローの改善といった操作者のニーズに応えると共に、今まで培ってきた開放感のある世界最大クラスの大口径(71cm)と当社独自の静音化機構に加え、新たに採用したLED照明により、更に患者にとってやさしく、不安感を和らげる検査環境を実現した。

プロデューサー

東芝メディカルシステムズ株式会社 MRI事業部 事業部長 塙 政利

ディレクター

株式会社東芝 デザインセンター 社会インフラデザイン担当 グループ長 三上 龍之

デザイナー

株式会社東芝 デザインセンター 社会インフラデザイン担当 参事 伴流 篤信、椎野 康弘

詳細情報

http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/mri/titan/index.html

発売
2012年4月13日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

病院、健診センターなど

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

従来システムでは待機状態においても、安定稼働のため一部の電源がONになっていた。本システムでは安定稼働を維持しながら、電源OFFの範囲を拡大する「エコモード」を搭載。エコモードにより、年間15,500kw/hの消費電力が削減される。(一般家庭4.2軒分の年間消費電力に相当)

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

・MRI装置は、X線による被ばくが無く、造影剤を用いない非造影MRI検査など非侵襲的な検査も可能とするため、子供から年寄りまで患者にやさしい検査を提供する。・ワークフローの効率化による検査時間の短縮、大口径化による姿勢や体格にとらわれない検査、開放感の向上やLED照明による不安感を和らげる環境の創出など患者にとっての心身の負担を軽減する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

現代社会において生活習慣病は、年々増加しており、人々の健康な生活のために画像診断装置による病気の早期発見、それによる早期治療が、身体的、経済的な面で人々を支えている。本装置は高精細な画像と様々なアプリケーションの搭載によって、より精度の高い診断や治療サポートを実現した。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

医療関連産業は、国の成長戦略において重要な位置付けにある。欧米メーカーが大きなシェアを占める画像診断装置の分野において、日本企業として先進技術を追求した装置を提供することは、我が国にとどまらず、世界の医療そのものの向上に貢献するものと考える。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

高齢化、医療費増大、医師不足、病院経営の悪化など医療を取り巻く環境は厳しい。我々は装置に関わる様々な関係者の声を受け止め、開発へ反映。本装置では、価格を抑えながらより高精細な画像で診断精度を向上させ、ワークフローの効率化を図ることで、社会問題に貢献する医用システムの提供を目指した。また、環境面では消費電力の削減、特定有害物質の使用削減など環境、エネルギー負荷の少ない装置を目指した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

開発中に患者として初めてMRI検査を受ける機会があった。当初はベンチマーク的な気分も多少あったが、寝台に乗った瞬間にその余裕が消えた。体験は数度しているが、今まで以上に閉塞感、不安感、検査時間の長さに苦痛を感じた。そのような状況の患者に対してデザインで何ができるのか。我々は常にユーザー視点を忘れずに、少しでも心身の負担を軽減し、安心、信頼して身を委ねてもらえる医用機器を目指します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

病院や医療従事者向けの展示会、学会などで見ることができます。
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/

審査委員の評価

MRIは患者の心理的不安を軽減することが各社とも重要なテーマとなっている。当該機種は71センチと言う世界最大 クラスのボアで、患者に与える不安軽減を狙ったものである。更に加えた工夫は、本体から見かけ上独立させ、浮かび 上がらせるように真円前面カバーを設え、その隙間から、柔らかな白色または青色のLED光を放つ仕掛けがなされて いる。それは大きな本体の存在感を薄める効果を発揮し、静音設計と共に開放感のある検査環境(ボア)が、患者の 心身に対する負担を軽減すると思われる。全体の丁寧な仕上げも好感がもてるデザインを構成している。

担当審査委員| 山村 真一   國澤 好衛   馬場 了   村上 存   山本 秀夫  

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