GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
眼科手術器具 [前嚢破除鑷子(ぜんのうはじょせっし)/37-0004]
事業主体名
株式会社シャルマン・ホリテック事業部
分類
研究・教育・医療のための機器・設備
受賞企業
株式会社シャルマン (福井県)
受賞番号
12GC10945
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

チタンの微細加工技術と人間工学に基づくメガネフレームのデザイン、設計ノウハウを活かし開発された眼科用マイクロ手術器具(鑷子)。優れた耐食性、軽量で高強度、非磁性で周囲の機器に干渉せず人体への影響がないなど、医療器具に適するチタンの特性を活かしつつ術者の手へのフィット性、重量バランスを考慮した独自の曲線で操作性を追求したフォルムが特徴。刃先部は超微細でその形状と角度は切嚢を容易にし、本体は繰り返し使用しても先端の合わせ位置がズレにくい強固な構造を優れたバネ性のベータチタン合金で実現した高機能設計。ライトの反射を避け、手術部が見易い色と表面仕上を採用した。

プロデューサー

株式会社シャルマン 取締役 専務執行役員 岩堀一夫

ディレクター

株式会社シャルマン ホリテック事業部 ゼネラルマネージャー 加藤栄治

デザイナー

株式会社シャルマン 企画統括部 デザイナー 小坂田雄

詳細情報

http://www.horitech-japan.com/

発売
2012年4月2日
価格

74,550円 (税込)

販売地域

国内・海外共通仕様

問い合せ先

株式会社シャルマン ホリテック事業部
Email: horitech@charmant.co.jp
URL: http://www.horitech-japan.com/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

製品のライフサイクルを延ばし産業廃棄物の減量を可能にするため複数回使用の手術器具を対象にし、滅菌処理にも対応する耐久性の高い素材を用いた。また、メーカー直販で修理等のメンテナンスサービスを提供する事とした。製品強度を高めならがら製造における省エネを促進すべくレーザ微細接合を使用した。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

眼科マイクロ手術において用いられる高品質の器具であり、患者に重要身体機能である視覚維持、改善を提供できる。超軽量のチタン素材で器具の機能性と操作性を高め眼科医に安心を与える。より迅速かつ効率的な手術は執刀ストレスの軽減を提供できる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

より迅速かつ効率的な手術は人体への負担を軽減し、視覚改善による患者の生活の質の著しい向上を提供できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

国内に存在するより高い技術力を用い、海外製品よりも良質の国産製品を供給することにより医療機器市場における輸入超過の是正に貢献できる。眼鏡フレーム製造で培った高いチタン加工技術を活用し新規で成長産業分野に参入する事業モデルを通じて同業社が集積する産地振興に貢献できる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

高齢化社会において、特に増加する眼科手術に高品質製品が用いられる事で社会に貢献できる。耐久性の高い素材を複数回使用の手術器具に用い、かつメーカー直販の修理等のメンテナンスサービスを提供することにより製品のライフサイクルが延長され産業廃棄物の減量で環境に貢献できる。レーザ微細接合を使用することにより、省エネ促進及び鉛フリー化、ニッケルレス化による人体への影響を軽減した環境維持に貢献できる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

既存技術を活用発展させ社会で拡大するニーズに対応し製品の供給者と受給者の双方が、共により豊かになるデザインを社会に提案したい。つまり高齢化によって社会で増加する眼科白内障手術を経て見える事の喜びを再び得る人と、より良い手術を提供する眼科医にデザインと技術で貢献したい。また、医療機器製品に異業種参入ならではのデザインと技術で新たな価値を提案し同分野での将来の一層の革新への一歩としたい。

審査委員の評価

メガネフレームメーカーが開発した眼科手術用鑷子である。顕微鏡下による手仕上げで、先端0.5mmの中に前嚢膜 を切開する刀とエッジ、膜を剥がすための把持機能を持たせ、医師の手にフィットする美しいフォルムに仕上げた技術 力とデザイン力に高さを評価した。チタンでつくられた適度なバネ性をもった軽快な動きを誘うボディーと、ガイドピンで 何時までも気持良い刃合わせ担保する構造も素晴らしいい。国内95%の生産量を誇るメガネフレーム産地の企業が、その開発と製造で培った知識と技術を用い、眼科医療道具の分野に挑戦したことは、多くのも日本企業に勇気を与える 嬉しい事例である。

担当審査委員| 山村 真一   國澤 好衛   馬場 了   村上 存   山本 秀夫  

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