GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
用紙を再利用する複合機システム [ペーパーリユース複合機/消色装置]
事業主体名
東芝テック株式会社
分類
ビジネスイノベーション、ビジネスモデル
受賞企業
東芝テック株式会社 (東京都)
受賞番号
12GB30914
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

□オフィス用紙の印字を消去し、用紙を繰り返し利用することにより、紙の生産から廃棄にかかるCO2排出量を削減し、紙資源の保護を目指す複合機を中心としたシステムです。特殊なトナーを使い、出力した印字を消色装置にて瞬時に電子化と消色を行い、用紙をリユースすることによりオフィスのペーパーレス化を促進する仕組みとなっています。用紙を繰り返し使用することで用紙製造のCO2排出量を大きく削減し、複合機トータルのCO2排出量を約60%削減します。またCO2排出削減量等の情報の見える化も行いますので環境への貢献を実感できます。弊社が標榜するエコでスマートなオフィスを実現するための中核を担うシステムです。

プロデューサー

東芝テック株式会社 グローバルソリューション事業本部 プロダクツ&マーケティング統括部 石田貴朗、八木規文

ディレクター

東芝テック株式会社 商品・技術戦略企画部 デザイン室 廣井幹也

デザイナー

東芝テック株式会社 商品・技術戦略企画部 デザイン室 石尾久哉、星野直樹、茂木常浩、廣井幹也

発売予定
2013年2月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

一般オフィス内

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

複合機のLCA(CO2換算)全体の中で、使用する用紙の製造から廃棄に排出される CO2量が圧倒的に大きい事から、用紙を再利用する当社独自の“用紙を再利用する複合機システム”開発に取り組んだ。紙の使用量そのものを減らすこと。これより、紙の生産から配送までに排出するCO2量を削減すること。同時に紙の製造のために伐採されなければならない樹木を保護すること。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

人類の永続性からみて環境の維持は欠くことのできないものであり人間が生きていく社会生活にうまく環境保護のシステムを取り入れていくことは大事なことです。本システムは個人が会社生活などの中で何気なく環境保護の活動ができる画期的なシステムです。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

ペットボトルや牛乳パックなどのリサイクルと同様に、紙のリユースについても学校や職場で身近にできるECO活動です。使用済み用紙の印字を消色する際に、カードや認証システムで個人が特定でき、一定期間のリユース量がわかるなどのシステムを搭載。参加意識を高めるための工夫や、ECOモチベーションアップを参加メンバーとともに図れる機器です。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

使用済みの書類を消色する前に、SCAN機能で指定先のDATAフォルダーに保存ができます。また、会議中に書類にメモ書きしたものも、そのまま保存されます。保存したDATAは、再度PCやモバイルPCで閲覧可能です。紙のリユースとデジタルDATA化の両方で企業のCO2削減を応援します。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

用紙を繰り返し使用することで用紙の製造から廃棄にかかるCO2排出量を大きく削減し、複合機トータルのCO2 排出量を約60%削減します(4回消去、5回使用時)。またCO2排出削減量等の情報の見える化も行いますので環境への貢献を実感できます。弊社が標榜するエコでスマートなオフィスを実現するための中核を担うシステムになります。

ユーザー・社会に伝えたいこと

地球温暖化は我々人類が直面している最も重要な課題のひとつです。日本政府としても、2020年度に対1990年比で25%のCO2削減が表明されています。また、現在は、東日本大震災の影響により用紙の供給量が減少し、また原発代替の影響でCO2も増加傾向にあります。この様な状況の中で、少しでも本システムが環境改善に貢献できることを期待しています。

審査委員の評価

環境問題や経済性の視点から『コピー用紙の再生利用』をテーマとした機器の開発は、これまで幾つかの企業で行われてきた。しかし技術面や導入コスト、ランニングコストの問題や近年のストレージの容量の増大によるペーパーレス化の進展のなか、商品化への課題は多かった。またユーザーに対する積極的な商品導入への動機付けも難しい商品である。 本システムは、新たな商品価値の創出による普及を目指して、①コピーを消す機能を実現するため、既に文具で実績のあるパイロット社と共同開発を行った点、②商品価値を高めるためコピー、プリンタ、スキャナ、FAXの複合機能を持たせた点、③データによるソリューションビジネスの提供を前提とした点で高く評価された。今後は『消せる、消せない』の特性を生かしたどのような用途開発ができるか、そのデザイン力に期待したい。

担当審査委員| 日高 一樹   タナカノリユキ   永井 一史   松下 計   吉田 順一  

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