GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地場産業の活性化の為のブランディング [奈良ブランド開発支援事業]
事業主体名
奈良県
分類
広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動
受賞企業
奈良県庁 (奈良県)
受賞番号
12GB20894
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

奈良ブランド開発支援事業は、従来型の地域ブランドづくりとは異なり、モノの認定ではなく、生活者からの信頼を得てファンを作っていく企業の取組み自体を評価する事業である。「ヒット商品を目指すのではなく、作り手と使い手の双方が愛着を感じる、ロングセラーを目指すモノ作り」というテーマを参加企業が共有し、互いを切磋琢磨しながらブランド化に向けて取り組んでいる。この事業の特徴は、参加企業が一堂に会して、互いの想いや製品を評価しながらブラッシュアップを図った上で、展示会を開催し、そこで得られた評価から次の課題を見いだしステップアップを続ける「イノベーションを育むプラットホーム」にある。

プロデューサー

奈良県 産業・雇用振興部

ディレクター

なし

デザイナー

なし

詳細情報

http://www3.pref.nara.jp/naraclassicus/

事業開始
2008年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

奈良県

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

一時的なヒット商品ではなく、長く愛される定番商品(ロングセラー)を目指すこということは、作り手が蓄積した技術や経験を活かしながら確かな品質と自らも愛着を感じるシンプルなカタチを実現することである。その事により品質の高い寿命の長い製品を実現できるという考えによって、生活者の共感を得る姿勢を大切にしながらサステナブル社会の実現に向けて取り組んでいる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

なし

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

なし

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

一般的なブランド化が自社製品の販売量の増加であるのに対して、奈良ブランドの取り組みは「モノ作りと連動した販売スタイル」によって直接的に顧客を獲得することや、その様な仕事に従事してみたいと思わせる「憧れの的となる職業」の創出である。それらの多様な要因を通して地域の経済的活性化や、住民の生活文化に対する満足度向上などの精神的な活性化を含めたQOLの向上に貢献することができると考える。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

OEM、下請け企業は大量生産・大量販売時代を支えてきた。一方、今後の主流であるステイナブル型社会は、モノを使い捨て消費に楽しみを感じない社会であり、一時のヒット商品を狙ったり、簡単に使い捨てにしないで、気に入ったものを大切に使うことに大きな価値観が生まれる社会である。当事業においては、シンプルで飽きのこない長く使用できる商品づくりを目指しており、それが資源の無駄を省くことに貢献できると考える。

ユーザー・社会に伝えたいこと

現在は、大手流通のマーケットの存在が大きく、また製造から最終消費までの間に多くの中間業者があり、製造業者の利益が生まれにくい状況下にある。そこで下請けやOEM企業であった作り手が、使い手とのコミュニケーションを図りながら、生活の豊かにするデザインを実現することで、双方が愛着を持てる「定番商品」の創出をする。このことにより、県内企業(地場産業)の活性化を図りたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

「煎茶と靴下、そして薬草」
奈良くらしくす

審査委員の評価

地域の産業活性のプログラムは今や各所で見られるが差別化と継続が難しいステージに入ってきている。地域型であるなしに関わらずブランド構築(もしくは再生)に最も重要な事は、自らの固有性を的確に掴む事であり、奈良県の本プロジェクトは自らのブランドに対する評価情報を環流させ、それを活かしながらブランドを作って行く継続型の仕組みを作って展開している。これらの丁寧な取り組みが、自らのブランドのポイントを的確につかみ出し、デザイン的なクオリティの高さをも押し上げているのではないかと予測できる。ブランドの評価とは、思い、コンセプトに加え、デザイニングも重要な評価要素である事を思うと、定着まで意識の行き届いた本プロジェクトは高く総合評価できると思われる。

担当審査委員| 日高 一樹   タナカノリユキ   永井 一史   松下 計   吉田 順一  

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