GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|サステナブルデザイン賞

受賞対象名
アクアソーシャルフェス [アクアソーシャルフェス]
事業主体名
株式会社トヨタマーケティングジャパン
分類
広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動
受賞企業
株式会社トヨタマーケティングジャパン (東京都)
株式会社電通 (東京都)
受賞番号
12GB20885
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「企業の広告費を変えたら、社会が変わる。広告費の使い方をデザイン。」 AQUA SOCIAL FES!!は、TOYOTAのコンパクトハイブリッドAQUAのキャンペーン。水をきれいにする全国50の様々な活動に参加できるプラットフォームである。本キャンペーンの新規性は、「広告費で社会貢献活動を実現」した点。これまで企業予算からしか行われなかった社会貢献活動を、明確に販促のためとして広告費を利用することで行ったフレームは、広告が社会を変える新しい取り組みである。週末毎に各地で開催をくりかえし、今年はすでに約100回開催。年末までに全134回を開催、来年以降も中長期的に続けていく。

プロデューサー

株式会社トヨタマーケティングジャパン 折戸弘一+株式会社スペースポート 上田 壮一+慶應義塾大学経済学部教授 岸由二+アクアソーシャルフェスに参加の全国地方新聞社

ディレクター

株式会社電通 岸勇希

デザイナー

アクアソーシャルフェスチーム+株式会社バスキュール

ローンチ
2011年12月27日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

商品の広告が社会の問題を解決するというストック型キャンペーンの構築。続々と出続ける新商品の広告は一瞬だけの盛り上がりを作るフロー型。今回取り組んだキャンペーンは、広告に参加することで社会が少しずつ変わるストック型。本キャンペーンで商品が売れて、他の企業がこのフレームを採用し始めたら、日本が徐々に変わっていく。確実につく広告費を社会に還元できれば、それはサステナブル社会を担う一旦となっていく。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

「社会をかえる実感」。今の若年層は、達成感のある実感を求めている。特に震災以降その傾向は顕著である。FESの活動は簡単なものばかりでない。雪山を行くものもあれば、ゴミを何百キロと拾うものもある。例えば彼らが、一度でも本活動に参加して、集まったゴミの山をみることがあれば、その達成感が自分でも社会を変えることができるのでは、という希望に生まれ変わると信じている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

「気楽に社会貢献活動に参加できるライフスタイル」。社会に対して、何か自分でも出来る事はないかと思っている若年層に対して、気軽に参加しやすいプラットフォームを提供。土日の予定に社会貢献活動が入るようなライフスタイルへの一助となっている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

「広告費を社会のために使うスタイル」。本キャンペーンは、会社全体の予算をつかったCSRではなく、商品をうるための広告予算を使った社会貢献活動である。商品を買わないと参加できないコーズ・リレーテッドマーケティングではなく、企業の販促活動が生活者と社会を巻き込み、成長し続けるこの仕組みが広がることを期待している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「水環境を良くする基盤」。AQUA SOCIAL FES!!は中長期的に続ける想定でいる。一時的なものでは、水まわりの問題は解決できない。水に関する専門家と協力し、一過性のものではなく、本当に日本の水のためになる活動を考えて続けていく。

ユーザー・社会に伝えたいこと

本キャンペーンは、広告が社会を変えられるかのチャレンジである。毎年、何億も使われる広告費の一部でも、徐々にこのフレームに置き換わっていけば、本当に社会は変えられると信じている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

AQUA SOCIAL FES!! WEBサイト
AQUA SOCIAL FES!!

審査委員の評価

世界最高燃費から『持続可能な社会』というテーマが現れる。それをふまえたAQUAというネーミング、ひいては水の環境を守るという活動展開には一貫した文脈がある。 斬新なのは『企業の広告費を変えたら、社会が変わる。広告費の使い方をデザイン』した点である。つまり『AQUA=水というイメージの拡張』によって、社会貢献活動と広告が一体になっている点とも言える。 また従来の「商品を買わなければサービスを受けられない」マーケティングではなく「商品の購入の有無に関わらず参加可能である“共成長マーケティング”」を採用することによって社会貢献活動と広告、両面を強化することに成功している。 更に「盛り上がってすぐ終わるフロー型」ではなく、期間を中長期に設定したことによって「広告に参加することで社会が少しずつ変わるストック型」を選択している。 以上のことから社会貢献活動と広告活動の結びついた、最先端のマーケティングデザインとして高く評価した。

担当審査委員| 日高 一樹   タナカノリユキ   永井 一史   松下 計   吉田 順一  

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