GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
事業所 [サンデンフォレスト・赤城事業所]
事業主体名
サンデン株式会社
分類
産業領域のための空間・建築・施設
受賞企業
サンデン株式会社 (東京都)
受賞番号
12GB10871
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

サンデンフォレストは、群馬県前橋市の赤城山南麓標高480mにあり、敷地面積64haの約半分が生産工場であるサンデン㈱赤城事業所、残りの半分が荒廃していた土地を生物多様性に配慮して整備した森林となっている。開発にあたっては、民間で初めての大規模な近自然工法の思想と技術を導入し、調整池のビオトープ化、工場用地斜面の植林、石積み階段、散策道などを造成した。近自然工法は、自然本来の回復力で生態系を復元できるよう、人間の手でその最初の段階をつくりあげる工法であり、今年10周年を迎えたサンデンフォレストは、そのねらい通り、美しい自然環境を取り戻し、開発以前よりも多様な生物種が確認されている。

プロデューサー

サンデン株式会社

ディレクター

C.W.ニコル 福留脩文

デザイナー

鹿島建設株式会社

詳細情報

http://www.sanden.co.jp/

利用開始
2002年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

群馬県前橋市粕川町中之沢7

問い合せ先

サンデン株式会社 総務本部
Email: office@sanden.co.jp
URL: http://www.sanden.co.jp/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

開設から10年経ったサンデンフォレストは、「環境と産業の矛盾なき共存」を具現化した拠点として、毎年1万人以上の方に来ていただいている。季節ごとに変化する多様な生態系を体験することができる見学会等を定期的に開催し、小中学生の自然体験の学習の場として活用していただいている。またサンデンフォレストをより広く活用していただくため地域連携にも力を入れ、積極的に参画している。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

サンデンフォレストは、 そこで働く社員に対しては、豊かな緑に囲まれた素晴らしい職場環境として、地域住民に対しては、さまざまな環境活動のフィールドとして、近隣学校の児童、生徒に対しては環境学習、社会学習の場として、訪れるすべての人々に、森と自然に触れあう機会を提供することにより、心の安らぎを与え、それらの人々の生物多様性への理解を深めている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

開発以前、対象の区域は手入れもされず、荒廃した山林地帯だったが、「近自然工法」による開発を経て、豊かな森林と自然がよみがえった。 サンデンフォレストは、その場所で生産活動を行うことにより、人間の活動が自然環境と共存するひとつの形を提案している。また、併設されている「森の教室」等も活用し、環境教育の場として、社員や訪れる人々が、環境意識を高め、環境に配慮した生活を送るよう働きかけている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

モノづくりの海外移管が進む中で、日本国内に生産拠点を稼動させたことで、国内空洞化の抑制とモノづくりの技能伝承に貢献している。従来機種より環境負荷を大幅に低減した製品を生産し、国内市場に提供することにより、国内産業の発展に貢献している。また、サンデンフォレスト内の森林整備により、群馬県の「森林CO2吸収量認定制度」に基づく、CO2吸収量認定で537tが確認されている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

サンデンフォレスト・赤城事業所には毎年1万人以上の来場者がある。敷地内には6kmの散策道が整備されており、来場者は季節ごとに変化する多様な生態系を体験することができる。小中学生の工場見学も多く体験学習のプログラムもあり、定期的に開催する見学会には社員だけでなく、地域住民の方々にも参加していただいている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

サンデンフォレスト・赤城事業所は、サンデングループの環境のシンボルとして、2012年に10周年を迎えた。森の中に工場を配置した他に例のないモデルとして、「環境と産業の矛盾なき共存」を理念だけでなく、実際に実行し、10年間を経過することによって、その価値を形成、完成させた。今後も、この理念とその実現された姿を世界中の人々に理解してもらい、永遠に存続していきます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

サンデンフォレスト・赤城事業所
サンデンフォレスト
サンデン株式会社

審査委員の評価

工場を建設すると同時に、その広大な敷地を全て、限りなく自然に近い方法で整備し、地域にとっても豊な環境を提供している計画である。その方法は、徹底している。ビオトープ、植林、石積みなど、実に多様な方法が使われ、しかもそこを地域にとっての散策の場にしたり教育の場にしたりと、単なるランドスケープデザインといった枠組みを超えた活動であり、また仕組みともなっている。企業の社会貢献の一つのあり方として、おおいに可能性を感じるものである。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   北山 恒   廣村 正彰  

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