GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
省エネの取り組み [自立分析型エネルギー使用量見える化システム「EneEyes」を活用した、省エネの取り組み]
事業主体名
富士ゼロックス株式会社
分類
産業領域のための空間・建築・施設
受賞企業
富士ゼロックス株式会社 (東京都)
受賞番号
12GB10864
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

省エネ実証のため「自立分析型エネルギー使用量見える化システム(EneEyes)」を活用した、社員主体の取り組みである。2010年に竣工した当社研究開発拠点ビルで、各フロア・組織の省エネ推進者のもと、全社員がEneEyesを活用。職場のエネルギーの使い方を自ら、1)理解、2)業務に合った効果的な省エネ施策を立案、3)実行、4)効果を確認するというサイクルを回し省エネを実現した。元々このビルは環境面に配慮(人感センサーによるLED照明の制御、自然エネルギーの活用など)し、CO2排出量が35%削減(従来比)されているが、この取り組みにより更に大幅な省エネ(2011年度で約30%の効果)を実現した。

プロデューサー

富士ゼロックス株式会社 ドキュメントソリューション&コミュニケーション企画部 ソリューション企画部 伊藤 裕二/ソリューション・サービス開発本部 ソリューション開発部 川本 真司

ディレクター

富士ゼロックス株式会社 商品開発本部 ヒューマンインターフェイスデザイン開発部 木暮 毅夫

デザイナー

富士ゼロックス株式会社 商品開発本部 ヒューマンインターフェイスデザイン開発部 松林 景子、板木 冠二、田中 瑞香

詳細情報

http://www.fujixerox.co.jp/company/technical/tr/2012/s_01.html

利用開始
2010年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

富士ゼロックス R&Dスクエア(横浜市)

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

2011年度の夏の電力不足対策としての節電はもちろん、長期的なCO2削減による温暖化防止に向けて、省エネと無理をしない働き方を両立するため、トップダウン方式による一過性の活動ではなく、社員自らが施策を考え実行し、継続的な活動となるよう取り組んだ。それにより2011年は、年間30%近い省エネ効果(年間約4,400tのCO2排出量削減)が得られた。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

社員自ら省エネに取り組むにあたり、従来の「現状の見える化」だけではなく、1)目標値と現状のギャップを示すために「問題を見える化」すること、2)何が要因なのかを示すために「対策を見える化」すること、を重視して実施した。さらに、社員自身が省エネ活動を実感でき、継続した取り組みにするため、その施策が実際にどのような結果だったのか、効果をリアルタイムで把握できるようにした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

社員一人ひとりがEneEyesを使い「自分たちの業務に応じた省エネ」を実践した。例えば、ハード設計部門は細かい図面を見るため照明は落とせないが、共有のファイルサーバーは一部停止する、ソフトウェア開発部門はサーバーの停止には限界があるが、室内の照明はビル全体の設定より落とすなど、ひとつひとつの小さな取り組みを、許容できること・できないことに分けて自分たちの業務に合わせ実行した。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ビル全体で効率的かつ効果的に省エネ活動を実施するため、どれだけのエネルギーが、1)時間帯ごとに、2)どこ(執務エリア・食堂・実験室など)で、3)何の用途(空調・照明・コンセントなど)に使用されているかを見えるようにした。個々の業務とエネルギー使用量の関係が詳細に見えることを利用して、必要なところに必要なエネルギーを使うことを保ちつつ、省エネを実現した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

仕事の生産性やオフィスでの快適性を維持したまま環境負荷を低減するため、社員一人ひとりが省エネ視点で自分たちの仕事内容や方法、オフィスでの過ごし方、働き方と深く向き合い工夫していく風土づくりを目指した。この取り組みと年間30%近い省エネ効果が高く評価され、「2011年度グリーンITアワード審査員特別賞」や「第21回地球環境大賞フジサンケイグループ賞」を受賞している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

当社は、2009年に発表した「2020年温室効果ガス削減目標」において、ライフサイクル全体のCO2削減に加え、お客様や社会のCO2排出量700万トン削減を目指している。今回は当社開発拠点ビルでの取り組みであったが、今後、他の事業所・海外拠点などに展開すると同時に、富士ゼロックスでのノウハウや経験をベースに、個々のお客様に合った風土や働き方の変革をサポートし、グローバルな環境改善に寄与していく。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富士ゼロックス R&Dスクエア

審査委員の評価

自社の執務環境において、環境の様々なファクターを計測検知できる装置を開発し、そこに社員一人一人がアクセスできるようにして、ビル全体として省エネルギーに取り組んだ計画。地球環境への負荷を最小限に抑えることは、建築界ではもはや前提条件とも言っていいくらい重要な視点となっている。しかし建築の器にいくら技術を投入しても、使う側にその意識が生まれない限り、環境問題は本質的には解決していない。その意味で、社員が取り組むための仕組みをつくったことの意義は極めて大きい。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   北山 恒   廣村 正彰  

ページトップへ