GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
複合施設 [渋谷ヒカリエ]
事業主体名
渋谷新文化街区プロジェクト推進協議会 事業推進者 東京急行電鉄株式会社
分類
産業領域のための空間・建築・施設
受賞企業
渋谷新文化街区プロジェクト推進協議会 事業推進者 東京急行電鉄株式会社 (東京都)
受賞番号
12GB10846
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

─立体都市の創出― 渋谷ヒカリエは、オフィス、約2000席のミュージカル演目を中心に行う劇場、1000㎡・300㎡の2つのホールからなるイベントホール、クリエイティブスペース、飲食、商業等の施設で構成されています。業務・文化・商業が混在し、多様性に富み、賑わい溢れる渋谷の街が、縦に積みあがったものと考えました。建物は、街路をエレベーターやエスカレーターに置き換え、建物のファサードにみられるように用途毎のブロックが積み上がり、ブロックの間は共用のロビー空間(交差点)や屋上庭園とし、異分野の人々が交流し、シナジーを生み出し、それを街に発信することで賑わいを創出する場となることを目指しています。

デザイナー

株式会社日建設計 設計部門デザインパートナー 吉野繁

詳細情報

http://www.hikarie.jp/

利用開始
2012年4月26日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

東京都渋谷区渋谷二丁目21番1号

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

―広いプレートの確保― 渋谷ヒカリエでは、エレベーター・階段・機械室等のコアを建物の南北外周面に設け、中央部に広い内部空間をつくることで、回遊可能な商業空間・大規模な劇場を可能とし、将来の変更に柔軟に対応できる計画としました。また、オフィス階・商業階でLED照明を採用し、オフィス階・商業階の吹抜を利用したナイトパージや地下鉄の自然換気のための空間を取り込むなど積極的な省CO2化を図っています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

―ストリート― 建物内には、各用途の間に共用ロビーや屋上庭園を設けることで、異分野の人々が混在できる空間を計画しています。商業・劇場・オフィスに来た人々が、また別の分野のイベントや作品に出会うといった体験が、1つの建物を歩きながら、まるでストリートを回遊しているかのように生まれていきます。訪れる人々に新たな刺激と体験を提供できる空間づくりを目指しました。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

―プラットフォーム― 敷地は、音楽、アート、ファッション等時代を先取りする文化・ライフスタイルを提案してきた東急文化会館の建っていた場所です。そのDNAを引継ぎ、変化し続ける渋谷のシンボルとして、「新たな価値を創造、発信していくプラットフォーム」 になることを目指しています。多様な機能を掛け合わせることで、複合施設の枠を超え、街とつながり、人、モノ、情報の活発なコミュニケーションを生み出します。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

―宙空の劇場等、文化施設の配置- 建物構成は、低層部に商業を設けることで街の活気を生み、高層部には、眺望を重視したオフィスを配します。両者に挟まれた建物心臓部には劇場をはじめとした文化施設を置き、建物全体をイノベーションの場として、新たな文化・価値を創造していきます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

―アーバンコア― 都市のコアとして、複数の鉄道路線と接続し、乗換えや街を行き交う人々の動線を簡潔・明快にしているアーバンコアは、今後の複数の渋谷駅周辺開発の中で、その第一号として位置づけられています。また、中層部に設置された渋谷区施設を中心に、災害時には帰宅困難者の受入れを行う等、都市の防災拠点としての役割も担っていきます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

渋谷ヒカリエは、外観やその構成において、今までにない超高層建築への提案・挑戦でした。用途ごとのボリュームの間に設けられた共用スペースでの異分野の交流、複数路線との接続、環境配慮への取り組み、防災拠点としての役割など、ヒカリエが全く新しい超高層複合施設として、渋谷の街のランドマークとなることを目指します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

渋谷ヒカリエ/東京都渋谷区渋谷二丁目21番1号
渋谷ヒカリエ

審査委員の評価

渋谷ヒカリエは新しい時代の幕開けを象徴するように出現した。東急文化会館が20世紀の終わりを追いかけるように閉じ、東京の街は新たな再編が始まった。渋谷は深い谷、そこに道路も電車も人も集中する。ヒカリエはー立体都市の創出—というテーマのもと、縦に積み上がった街のように用途の違った空間、施設を重ね、その間に異分野の交流の場を創り出した。外観や内部の構成を含め、新しい渋谷のランドマークになるだろう。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   北山 恒   廣村 正彰  

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