GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
X線検査機 [SX2044W シリーズ]
事業主体名
株式会社システムスクエア
分類
開発・生産・製造のための機器・設備
受賞企業
株式会社システムスクエア (新潟県)
受賞番号
12GB10796
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

圧倒的多数を占める、世界中の中小零細食品メーカーのために、世界一コンパクト・安価で、メンテナンス負担を大幅に低減した、X線検査機。日常私たちが口にするほとんどの食品は、工場で加工された後、異物混入を全数チェックして安全性が保たれている。現在広く使われている異物検査機は金属のみ検査対象であるが、本機では、金属の他、ガラス、骨、石、プラスチックなどの異物検査も可能になった。全く新しい小型X線検査機の市場を切り開いた初期モデル(SX2040W)の後継機として、ユーザーインターフェイスの進化と、食品以外の工業分野でも使用できるよう検査機能を強化した。

プロデューサー

株式会社システムスクエア 代表取締役 山田清貴

ディレクター

株式会社システムスクエア デザイングループ長 斉藤寿満

デザイナー

株式会社システムスクエア デザイングループ長 斉藤寿満

発売
2011年2月
価格

2,800,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

業界標準に比べてX線発生器を小型化、消費電力を1/2とし、省エネルギーを実現した。また、オールステンレスボディを採用し、水分、油、消毒液などへの耐久性を高め、製品寿命を長寿化し、環境負荷を低減させた。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

小規模工場では、高価なX線検査機を導入できずに目視や触診に頼って検査している所が多く、作業者の負担が大きいが、導入しやすい本機の使用によりその負担を大きく減らせる。操作パネルを大型化し、よく使うボタンや重要な検査情報を大きく表示。使用頻度の高い機能を優先的に表に表示し、専門度の高い機能は、操作の流れを考慮しながら階層的に奥へ収め、パート作業者と専門管理者の双方に配慮したインターフェースを実現。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

食品への異物混入クレームは年間数千件レベルで推移している。中でも、口の中を切った、歯が欠けたなどの有症苦情が最も多く、危険度も高い。本機の使用により、安全・安心な食品を広く生活者に提供することができる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

機械の前方(一方向)から、基本的なメンテナンスが全てできるようにした(業界唯一)。生産ラインの途中に組込まれて使われるため、従来は何度もラインを遠回りして機械の前後を行き来していた。高額消耗品であるX線発生器の寿命を2.5年から5年へと2倍に延ばし、消耗品コスト全体で約6割低減。また、従来にない小型X線検査機の市場を開拓し、他メーカーからも類似の製品が出始め、市場拡大につながっている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

操作系は多言語表示に対応し、CEの安全規格にも適合するため、広く世界中で利用できる。特にアジア地域では、経済発展に伴い急速に食の安全・安心への関心が高まっており、精度の高い検査機への需要と期待は高い。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「食」は、人々の生活の根本です。おいしくて安価な食品が手軽に手に入る世の中ですが、その安全性を支える技術は日々進化し続けています。これからも、さらなる食の安全・安心に向けて、デザインによる問題解決を追求していきます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

国際食品工業展(FOOMA JAPAN)

審査委員の評価

中小零細の食品メーカー向けに開発された異物検査のためのX線検査装置である。コンパクトに設計された筐体はオールステンレス製で、食品検査という用途・環境に相応しい耐久性と清掃性を考慮したデザインとなっている。また、X線の使用に対しての心理的な抵抗感を払拭するデザインとなっている点も評価できる。さらに、排熱への配慮や主要部品の長寿命化、基本的なメンテナンスは前面からできるようにすることなど、中小零細食品メーカーにも導入しやすい工夫が見られる明確なデザインである。

担当審査委員| 山村 真一   國澤 好衛   馬場 了   村上 存   山本 秀夫  

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