GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
記録計 [メモリハイコーダ MR8875]
事業主体名
日置電機株式会社
分類
開発・生産・製造のための機器・設備
受賞企業
日置電機株式会社 (長野県)
受賞番号
12GB10814
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

複数の入力ユニットを用途に応じて自由に組み合わせ、様々な現象を同時に記録できる波形記録計。長時間にわたり安定してデータを収集でき、いつ起こるか分からない突発現象を確実に捉え、時系列ごとの相関を見やすく表示する。不具合解析、予防保全、長期監視などに役立てることで、自動車や輸送機器関連の環境性能の向上、電気自動車の研究開発といった、未来へつながる技術の進化や産業を支える。自動車の助手席への設置を想定し、コンパクトボディでありながら、高い絶縁性能による安全性を確保し、耐振動・耐環境性を強化した。また大画面を活かしたタッチパネル操作とキー操作を併用し、機能別に使い分けることで操作性の向上を目指した。

デザイナー

日置電機株式会社 開発部 開発推進課 デザイングループ 仙田学

詳細情報

http://www.hioki.co.jp/

発売
2011年8月29日
価格

472,500円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

○RoHS指令に対応し環境負荷を低減。内部電池の取り外しが可能で、単一素材でできた部品で機器を構成。機器自体の修理・分解が簡単な構造となり、分別廃棄およびリサイクルへの対応を容易にした。○記録データの利便性を追及し、紙を消費しないペーパーレスの記録計として社会に広く浸透させる。○環境負荷を低減するための、燃料消費率や排出ガスに代表される自動車の環境性能の向上や電気自動車の開発を支える。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

○安心して測定できるよう、高い絶縁性能による安全性を確保し、耐振動・耐環境性を強化した。○操作を分かりやすくするために、画面のタッチパネル操作とキー操作を併用し、機能別に使い分けた。○タッチパネルロックが可能で、タッチパネルの誤操作を防止した状態で本体の設置やキー操作ができる。○遠隔操作が可能で、設置場所に近寄ることなく測定の開始・停止、記録データの確認・取得、設定の変更などができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

○ケーブルの出し方により本体を上下逆に設置した状態でも操作しやすいよう、画面の上下反転が可能。○振動に強い筐体にするため、ラバー素材のプロテクタを装備。ベルトを通して本体を固定することもできる。○タッチパネル画面は自発光タイプのため、手元が見えづらい暗い場所においても操作できる。○どんな手袋をはめていたとしても、またペン先で押すなど指を使わない方法であってもタッチパネルを操作できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

○不具合解析に役立つことで、部品単位での品質向上が期待でき、幅広い分野において研究開発のスピードアップに貢献する。○測定中の停電にもバッテリ駆動で対応し、測定を途絶えさせない。もし測定途中で電源がオフになってしまったとしても、内部に記録されたデータを破損することなく本体を正常に終了することができ、長期試験における記録データの安全性を確保する。またその後再び電源復帰すれば、自動で測定を再開する。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

○車載試験の解析に役立つことによって、自動車の燃料消費率や排出ガスに代表される環境性能の向上、電気自動車の開発が加速し、環境への負荷が少ない社会を実現する手助けとなる。○ペーパーレスの記録計として社会に広く浸透することで、紙の消費を抑える。○単一素材でできた部品で機器を構成することで、機器自体の修理・分解が簡単な構造となり、分別廃棄およびリサイクルへの対応を容易にした。

ユーザー・社会に伝えたいこと

最先端技術の進歩に少しでも役立ちたい。そのためにあらゆる条件をクリアし、いつでも安心して使っていただける測定器を提供したい。研究開発における最先端の現場では、とてもレベルの高い成果が求められていると予想されるが、そのような環境において使われる測定器を通じて、少しでも技術の進歩に貢献できるよう、これからもデザインの可能性を探求し続けていきたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日置電機株式会社
電気計測器 日置電機株式会社 HIOKI E.E. CORPORATION

審査委員の評価

自動車や輸送機器の開発時に助手席に搭載し、ダイナミックな状況をマルチに記録するレコーダである。テスト 走行時に機器が受ける様々なストレスから保護するブルーのプロテクタと、メカニカルな筺体のマッチングが美しい 優れたデザインである。従来は測定対象に応じて、さまざまな機器を備える必要があったが、当該製品は入力 ユニットを交換方式にして、これ一台でさまざまな記録ができる仕掛けが優れていて、それをゴミや埃の混入を 防ぐために、ユニット収納部をボックスとしたデザインにしたデザインも評価した。

担当審査委員| 山村 真一   國澤 好衛   馬場 了   村上 存   山本 秀夫  

ページトップへ