GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
真空加圧焼成炉 [VESTA]
事業主体名
島津メクテム株式会社
分類
開発・生産・製造のための機器・設備
受賞企業
島津メクテム株式会社 (滋賀県)
株式会社島津製作所 (京都府)
受賞番号
12GB10798
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

真空加圧焼成炉は真空加圧状態で材料を加熱し強度や材料特性をもたせる装置である。自動車部品の加工工具に使用される超硬合金や蛍光体やIC基盤材料に使用される非酸化物セラミックス等の新素材・新材料の開発研究を行う大学等の研究機関に向けて開発した。業界で初めてデザイン主導の開発を行い、従来の工場向け製品とは違う優れた操作性と新製品としての新規性の要求に応えられる製品に仕上げた。

プロデューサー

島津メクテム株式会社 工業炉事業部 製造部長 小柳 英夫、専門課長 高谷 一、サブリーダー 小向考宗、磯部史佳、清水 洋幸

ディレクター

株式会社島津製作所 デザイン室 浅井謙次

デザイナー

株式会社島津製作所 デザイン室 プロダクトデザイナー 川合 潤、UIデザイナー 吉迫 光知、グラフィックデザイナー 一丸 百合香

発売予定
2012年6月30日
価格

12,000,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

国内および海外の大学等の研究機関や企業の研究所

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

従来の当社製の大型装置の外装で使用されていた、リサイクルが困難なFRPの使用を止め、リサイクル可能な板金を主な外装素材として使用。導光棒を使用することでインジケーターを表示させる為に必要なLEDの数量と使用電力を大幅に減らすことを実現した。装置外観寸法を内部構造のレイアウトから見直し大幅に小さくすることで総使用部材を削減することを実現した。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

扉開閉の自動化により高齢、女性作業者でも手軽で安全に使用でき、位置角度を自在に調節できるタッチパネルでユーザーの身体の差に関わらずユニバーサルな使用感を提供する。また、装置の状態を遠く離れた場所からでも一目で確認できるインジケーターで直感的な表示確認を実現している。少ない設置面積による十分な作業スペースと炉内を簡単に分解清掃、組立、交換が容易にできる高いメンテナンス性能を保守作業員に提供する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来の使用環境では構造体むき出しの装置が環境の印象を左右していたが、本製品は掃除のしやすい凹凸を無くした造形と環境になじむ配色により設置される研究室で毎日作業者の目に触れても違和感の無い外観とクリーンな使用環境を提供する。また手軽な操作性やメンテナンス性、表示確認方法の実現により日々の作業時間をより快適な時間へと変化させる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

業界初のデザイン主導により開発された本製品を現市場に投入することで今後の市場の製品開発におけるデザインの有用性を広く認知させることに貢献する。また、蛍光体やIC基盤材料に使用される非酸化物セラミックス、自動車部品の加工工具に使用される超硬合金等の新素材・新材料の開発研究に本製品が使用されることで産業界の技術の進歩に貢献する。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本装置が使用される研究開発機関では、省エネで需要が増えているLED用の蛍光体、風力発電用のセラミックスベアリング、ディーゼル用の排気ガスフィルター等を開発しており、環境技術の発展に貢献する事で持続可能な社会を実現し、国際社会の強調と発展に寄与する。

ユーザー・社会に伝えたいこと

産業機器(焼成炉市場)という分野においてまだまだデザイン指向の設計やデザイン自身の認知度が低いのが現状です。総合デザインという形で開発された本製品が市場に投入、ユーザーに使用され、また、評価されることによって業界のデザインに対する意識の向上と最終的にはそれによりユーザーの幸福につながる事を心より願っております。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

News Release 島津メクテム株式会社

審査委員の評価

従来大型のシステムとして工場内に設置されていた高温焼成実験システムを、技術ラボ等研究室へも対応させるための小型化、サイズダウンが見事に成功している。焼成部の開閉機構もシンプルで使いやすく、1500度以上の高温焼成の実験装置と思えないやさしいデザインも高く評価された。カラーリングも華美に走らず、抑えられ、親しみを持って長く使えそうなイメージさえ湧いてきそうな、仕上がりの高さが感じられた。

担当審査委員| 山村 真一   國澤 好衛   馬場 了   村上 存   山本 秀夫  

ページトップへ