GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
液晶プロジェクター [液晶プロジェクター CP-X8160J, CP-WX8255J, CP-WU8450J]
事業主体名
日立コンシューマエレクトロニクス株式会社
分類
事務用品・機器
受賞企業
日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (神奈川県)
受賞番号
12GB10769
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大会議室やホールなどの広い空間で使用される業務用液晶プロジェクター。高精細な映像を部屋を暗くすることなく大画面で観賞できる。設置環境を踏まえて部品レイアウトを徹底的に見直したことで、視覚的なノイズを減らしつつ、設置性の向上、メンテナンスの簡便化を実現。5000ルーメン以上のクラスとしては最薄レベルの高さ135mmを達成した、空間に調和する薄型デザイン。映像を見る人には、機器が主張せず、主役の明るく美しいコンテンツに集中できる環境を提供。機器を運用する人には設置、使用、メンテナンスなどの作業がしやすい仕組みを提供。製品に関わる人それぞれの気持ちに配慮した高機能モデル。

プロデューサー

日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 プロジェクタ本部 商品企画部 部長 松永康男

ディレクター

株式会社日立製作所 デザイン本部 主任デザイナー 岩間徳浩

デザイナー

株式会社日立製作所 デザイン本部 川口裕太、石橋厚

発売予定
2012年7月
価格

948,000 ~ 1,180,000円

販売地域

日本国内向け

問い合せ先

株式会社 日立製作所 デザイン本部
URL: http://www.hitachi.co.jp/design/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

廃棄時の環境負荷低減のために、無鉛はんだの使用、ネジ・鋼板の六価クロム不使用、ハロゲン系難燃材不使用に取り組んだ。また、分別容易化のためにはプラスチック部品に対して材質名の刻印を行なった。さらに消費電力低減のためには、待機時:「省電力モード」、使用時:「エコモード」をそれぞれ搭載した。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

メンテナンスに関わる場所を本体側面に配置したことで、天井に設置された状態のままエアフィルターやランプを交換することができるようになり、作業時間が短縮された。また、清掃間隔が従来モデルの10倍の約20000時間の高性能エアフィルターを搭載、メンテナンス回数が大幅に削減された。さらに小型液晶モニターを搭載し、エラーなどの情報を文字で表示することにより不具合対応も的確迅速に行なうことが可能となった。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

静音モード時には業界トップクラスの静かさ31dbを実現。画質は、高輝度・高精細で色再現性も高く、高解像度動画の魅力を存分に観賞できる。また、施設内に複数台設置された製品を1台のパソコンから遠隔操作で管理でき、メンテナンス情報がメール配信されるなど、管理者にとっても使いやすさが向上している。加えて、アダプター装着により、ワイヤレスで画面を投写することも可能で、発表者に対する快適性も追求した。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ボタン部、端子部を背面に集約したことで、イベントなどで仮設的に使用される際にも作業性を損なうことなくラック収納などが可能となった。加えて、投写距離に応じた5つの交換レンズ、投写画面を移動できる「レンズシフト」機能、真上(天井)にも真下(床)にも投写できる「360度投写」機能により、設置の幅がひろがった。設置性を高め新たな活用可能性を生むことで市場活性化への貢献ができると考える。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来の機種に比べ本体を小型化することにより、原材料、廃棄量、輸送コストの低減など、製品ライフサイクル全体においての環境負荷軽減に貢献している。また、設置性が高く、画面サイズも30型〜600型までをカバーしているため、1機種でより多くのニーズに応えることができ無駄が少ない。加えて「省電力モード」と「エコモード」を搭載することで待機時と使用時それぞれにおける消費電力の低減にも配慮している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

たとえば、もしこの商品が美術館に導入されたとしたら。来館者にとっては、明るく美しい映像の印象だけが残るような存在として。スタッフにとっては、どの部屋のどの壁面に投写するにも設置が簡単で、メンテナンスやエラーにも手間なく対処でき、外観もわざわざ隠しこまなくて良いくらいプレーンな、頼れる存在として。そんな存在になることができればと思いながら、このプロジェクターを提案しました。

審査委員の評価

主張しないことが望まれるプロジェクターという道具において小手先のディテール処理に頼らず、「ホワイトキューブ」というコンセプトで正面から解決していく姿勢が評価できる。それを実現するためには、機構設計からの見直しなど難しさは容易に想像できるが、基本コンセプトを崩さない妥協のない仕上がりになっている。

担当審査委員| 柴田 文江   朝倉 重徳   平野 哲行   山崎 和彦  

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