GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
触感表現の普及活動 [テクタイル]
事業主体名
慶應義塾大学
分類
生活領域のためのメディア
受賞企業
慶應義塾大学 (神奈川県)
山口情報芸術センター[YCAM] (山口県)
受賞番号
12GA20712
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

TECHTILEは、人間の受ける触にまつわる印象も含めた「触感」 というキーワードを基に、「触感を表現する」ためのテクノロジープラットフォームやコミュニティを構築することを目的とする活動である。具体的には、身の回りのモノや身体にI/Oモジュールを取り付け、音声情報を用いて簡易に触感の入出力や加工・編集を可能とするTECHTILE toolkitおよび触感素材や触感に関する情報を共有するためのウェブサイトを開発し、さらにそれらを用いた触感表現ワークショップや授業、シンポジウム、展示、書籍出版などの多角的な活動を展開している。

プロデューサー

慶應義塾大学 筧 康明、仲谷 正史、南澤 孝太/山口情報芸術センター [YCAM InterLab] 三原 聡一郎

ディレクター

慶應義塾大学 筧 康明、仲谷 正史、南澤 孝太/山口情報芸術センター [YCAM InterLab] 三原 聡一郎

デザイナー

慶應義塾大学 筧 康明、仲谷 正史、南澤 孝太/山口情報芸術センター [YCAM InterLab] 三原 聡一郎、大脇 理智、かくだなおみ/小原 亘

詳細情報

http://www.techtile.org/

ツールキットのサンプル発売中。並行して、オープンソースとして仕様の公開を予定。
2012年1月
販売地域

国内・海外共通仕様

問い合せ先

慶應義塾大学 環境情報学部
Email: ykakehi@sfc.keio.ac.jp
URL: http://www.techtile.org/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

本プロジェクトで進める触感表現を通して、身の回りの素材や身体、さらには環境への意識を高めることが期待されます。また、オープンソースのスタイルを採ることで、分野を超えた人々の知見・発見・体験を共有し、再利用していくことが可能になります。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

TECHTILEで目指す触感表現を通して、触感を意識するようになることで、身体への気付きや、新たな動作や感覚の獲得など五感を通した身体の拡張を促すものとして期待されます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

これまで特別な分野や用途でのみ用いられてきた触覚技術を、よりカジュアルな存在に落とし込むことにより、日常の中で、プロダクトの触感を自分の好きなようにカスタマイズしたり、触感を通した遠隔コミュニケーションなど新たな生活体験を提供できます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

スマートフォン、ゲーム機端末、広告メディア、などデジタル機器は「触る」という行為を積極的に取り込もうとしています。また、アナログ素材の生産や加工においても、その評価や新規提案のために「触感」が重要な要素となってきています。TECHTILEのコミュニティを通して、これらの分野間にまたがるニーズと技術をうまくつなぎ、さらにプロトタイピングを簡易化することで、新たな産業の創出につながると期待しています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

インターネットやテレビなど視聴覚情報を中心に情報が流通している中で、インフラを新たに作り直すことなく、触感情報を用いて情報の受信や発信が可能になると期待されます。よりコミュニケーションのリアリティを向上させたり、より直感的な情報提示を可能にする社会の構築に貢献できます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

TECHTILEの活動が、音を楽しむ音楽のように、触を楽しむ「触楽」という新しい表現分野が生まれる第一歩となればと思っています。新たな触感をつくる方法だけでなく、それを伝える方法や、それを楽しむ場のデザインなど、さらに大きな枠組みでプロジェクトを展開していきたいと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ウェブサイト(http://www.techtile.org/)にて情報公開予定。
TECHTILE ウェブサイト

審査委員の評価

触覚インタフェースをもっと広い範囲の人々に体験、利用してもらいたいというということで、従来、触覚インタフェースの研究者だけが利用できたノウハウをツールキットという形態で公開/販売している。たとえば紙コップにこのキットをとりつけると、コップの中でビー玉がまわっている様子を触覚として記録、再生することができる。実際に体験してみると、自分の感覚が乗っ取られたような不思議な感じがして大変新鮮である。記録は通常の音声データ形式なので、動画といっしょに記録することもできるし、既存の音響エフェクトツールなどで触覚を加工することもでき、「触覚デザイナー」などの新しいデザイン領域の到来を予感させる。

担当審査委員| 中谷 日出   田川 欣哉   中村 勇吾   宮崎 光弘   暦本 純一  

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