GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
カーナビゲーションシステム機器 [エクセレントナビ NHZD-W62G]
事業主体名
株式会社デンソー
分類
移動のための機器・設備
受賞企業
株式会社デンソー (愛知県)
トヨタ自動車株式会社 (愛知県)
受賞番号
12GA10667
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

トヨタ車専用7インチワイドディスプレイ搭載のHDDカーナビゲーションシステム。上級ナビとしての先進性と運転中の安全操作を両立したモデル。スマートフォンとナビをBluetooth通信でつなげる「smart G-BOOK アルペジオ」を搭載し、スマートフォンアプリをナビのディスプレイで表示/操作可能。ユーザは必要に応じてリアルタイムに新鮮な情報を得ることができ、運転中の新しいうれしさを提供する。※smart G-BOOK アルペジオとは、施設検索や音楽再生などといったスマートフォン用のアプリケーションを、車内でカーナビのディスプレイ上で操作できるようにした車載連携情報サービスのこと。

プロデューサー

トヨタ自動車株式会社 カスタマーファースト推進本部 C&A開発部 部付 デザイングループ+株式会社デンソー デザイン部 担当部長 吉田佳史

ディレクター

トヨタ自動車株式会社 カスタマーファースト推進本部 C&A開発部 部付 デザイングループ+株式会社デンソー デザイン部 課長 宮地良治

デザイナー

株式会社デンソー デザイン部 池谷三和司、大島祥子、折笠弦、鈴木照人

詳細情報

http://toyota.jp/dop/navi/lineup/nhzd-w62g/index.html

発売
2012年6月1日
価格

194,250 ~ 238,350円

販売地域

日本国内向け

問い合せ先

株式会社デンソー デザイン部デザイン企画推進室
Email: masaki_inomae@denso.co.jp
URL: http://www.denso.co.jp/ja/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

現在のカーナビの情報の多くはHDDやDVDに書き込まれた情報であるため、5-10年が車両買い替えスパンの自家用車のナビは、車両寿命の半分以上を数年前の古くなった情報を使用する状態である。そのために本製品では多様なコンテンツアプリに対応する汎用的なコンテンツアイコンをデザインしユーザに提供するスマフォン連携アプリ「アルペジオ」で魅力を持続/進化させ、長期間のカーライフを楽しむことができる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

運転状況下では情報機器の操作だけに集中することは出来ず、車載情報機器には瞬読性や確実な操作性が求められる為、本製品ではハードスイッチ数や画面遷移の適正化を行った。操作の入り口をMAP/AUDIO/MENUの3つに限定することで、ユーザが運転時でも瞬時に理解できる操作系とした。また、使用頻度の高いボリュームは、画面上のオンスクリーン表示で操作エリアを大きく表示し、大まかな操作も可能にした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

ユーザの多くは、メールやツイッターなどで仲間とつながることに安心感を持つようになっている。カーライフの中でも大事な「人とのつながり」を提供するため、ナビ地図上で他車の位置情報とコメントを共有することができ、待ち合わせなどで活躍する「ナカマップ」を搭載し、車載ツイッターとして製品化した。コメント入力方法も選択式にするなどして運転中に瞬時に入力できるようにし、楽しさと安全性を両立している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

自動車業界はモノの生産が主体の業界であるが、今回我々は、ユーザの車内でのスマートフォンコンテンツ操作に適した車内情報提供サービスの仕組みを提案しているが、その際に走行中の表示/操作に関し、自社独自の規制を設けたり、運転中にも見やすく操作しやすいグラフィックで統一するなど、安全性に配慮したデザインにより、車に適した形で提供する仕組みになっている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

速度や走行距離などの車両情報を取り込むことで、精度の高いエコ運転アドバイスや燃費サポートなどによるエコライフを支援した。走行時は5段階アイコン表示で大まかにわかりやすくエコ運転度合いを示し、停車時は「e燃費」アプリにて燃料代などの詳細情報も含め示すことで、車両運転環境に応じたかたちでの燃費管理を可能にした。

ユーザー・社会に伝えたいこと

私自身、車内で普段得ている情報の利便性を感じることが多々ある。しかしスマフォ等から得ている情報は車両の情報とではHMIに大きな違いがあり、不便/不快な点がある。今回はそのHMIに統一性を持たせユーザに与えたいと考えデザインした。一人のユーザとして、どううれしいかを考え、車載製品デザインのプロとして形に落とした。車内での情報が増えていく中での、安全な情報操作の在り方の1つの解として提案する。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

トヨタ自動車 各ディーラー店舗
http://toyota.jp/dop/navi/

審査委員の評価

スマートフォンとナビゲーションシステムをBluetooth通信でつないで、ナビのパネルでアプリを操作できるなど、システムとしてのスムースな機能拡張性が評価できる。また、右端にあるダイアルなど、ユーザーインターフェイスが工夫されている点もよい。ただし、日本のナビゲーションシステムは、システムの性能は向上しているが、グラフィック・ユーザー・インターフェイスの洗練や、基本的なタイポグラフィのレベルの向上がさらに期待される。文字を美しく簡潔に表示するための基本的な意識改革も必要ではないか。

担当審査委員| 福田 哲夫   櫛 勝彦   羽藤 英二   原 研哉   吉村 等  

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