GOOD DESIGN AWARD

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2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅と戸建街区を含む複合開発 [プラウドシティ稲毛海岸 レジデンス街区+シーズン街区 (サスティナブルなコミュニティを育むための基盤を持った街)]
事業主体名
野村不動産株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
12GA10616
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

総開発面積7.7ha、分譲マンション555戸、戸建分譲265戸、商業施設、集会施設からなる複合開発。色あせない持続可能な街を実現するため、世代を超えたコミュニティ形成の仕組みを構築。集会施設をマンション、戸建の両方の居住者が気軽に使える、充実した街全体のコア施設として整備。この施設と3つのサテライト公園、敷地内にちりばめられた様々な仕掛けにより、居住者同士の関係を築く。これにより世代の循環を内包したコミュニティが形成され、街全体のサスティナブルな営みを保障すると共に、周辺地域に広がる可能性を考慮した計画となる。集会施設は環境体験型施設とし、利用者の地球環境意識を高め長く愛される施設を目指した。

プロデューサー

野村不動産株式会社 住宅事業本部 戸建事業部 部長 市原幸雄、事業開発一部 部長 鈴木浩一郎

ディレクター

野村不動産株式会社 住宅事業本部 戸建事業部 推進課 担当課長 守友成文、事業開発一部 推進課 課長代理 鎌田恭享

デザイナー

株式会社長谷工コーポレーション 松澤明彦,野澤雄一,毛利俊彦、ネオ・アート株式会社 涌井美栄子 、西山建築デザイン事務所 西山広朗、日本女子大学大学院 篠原研究室

引渡日
2012年6月30日
販売地域

日本国内向け

設置場所

千葉県千葉市美浜区稲毛海岸5丁目

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

世代を超えたコミュニティ形成は、街を持続させる必要条件であり、都市空間におけるサスティナブル社会への第一歩である。コア施設を中心とした様々なイベント、地域単位で活動の中心となる人材育成を内包した講座などは、利用者の帰属意識を生み、『世代が変わってもこの街に住みたい』、という思いを育てる一助となる。コアとなる集会施設は、地球環境を積極的に取り入れた計画とし、利用者の環境共存意識を高める役割を果たす。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

「コミュニティをデザインする手法100」は、様々な大きさのスペースを用意することで、居住者がそれぞれの状況に応じたアクティビティーを展開できる、より自然なコミュニティ形成を可能とするものであり、本計画でもその手法を取り入れている。さらに集会施設のイベントでは、教え教わるというような、目に見える出会い、目に見えない知識の伝達などが育まれる企画を行い、幅広い年代の参加者による持続的な活動を促している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

マンションや戸建の外部に、コアである集会施設、3つのサテライト公園、商業施設などが存在する。これにより街全体が身近な庭のような存在となり、積極的な外部とのつながりを持った、地域を意識する計画となる。三つの公園はそれぞれイベント広場、チャットパーク、海の記憶などの特色を持ち、行われる活動の大きさもそれぞれ異なる。それ以外の様々な場所に生まれる空間も、居住者の営みを支え、利用者目線の街へと成長させる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

世代を超えたコミュニティを形成することは、継続的に街が活性化し営みが育まれることである。これはビルド&スクラップを繰り返さない、環境に配慮した街づくりの要素となる。更にパッシブソーラーなど、環境性能に配慮した集会施設を居住者が共有することで、積極的な環境に対する意識を促す。大規模複合開発において、集会施設等の利用形態とコミュニティ形成を連想させることは、将来的な街の姿を明確に提示することができる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

集会施設はコミュニティの中心となり、長きにわたり愛される場を作り出すことが重要である。そのため省エネ計画や環境性能を重視、空調負荷が軽減されるソーラーチムニーなども導入し、建物のランニングを極力押さえ、環境負荷の少ない、維持管理しやすい施設を実現した。さらに施設自体も環境体験施設となるべく、グリーンカーテンや屋上菜園など、利用者自らが参加して手を入れられる場を作ることで、親しまれる施設を目指した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

生活の本来あるべき姿を、計画が積極的に係わり街を整備・強化することで実現する。コアとしての集会施設、敷地内に点在する3つのサテライト公園は、開発区域の居住者だけでなく、地域に開かれた場所となる。集会施設1階は、街のラウンジスペースとして機能し、開発区域外の人々と接する機会を生み出す。本計画は、地域の生活向上に必要な要素を内包する開かれた計画となり、コミュニティの創造と再構成を積極的に促す場を作る。

審査委員の評価

分譲集合集宅、分譲戸建て住宅、集会施設、公園に、商業施設という所有や管理形態が異なる要素からなる複合的な大規模開発の中で、それらが一体的な街となることを目指した計画となっている点が評価できる。とくに所有のことなる集会施設と公園が一体的な空間としてデザインされており、街の中心的な場所として機能する可能性を感じる。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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