GOOD DESIGN AWARD

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2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
施設(特別養護老人ホーム) [青葉ヒルズ]
事業主体名
社会福祉法人 龍岡会
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
社会福祉法人龍岡会 (神奈川県)
株式会社野生司環境設計 (東京都)
受賞番号
12GA10647
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

武蔵野の緑が多く残された丘陵地に建つ入所定員120人、短期入所20人、通所介護50人を提供する特別養護老人ホーム。いつまでも住み慣れた街で自分らしく過ごしたいと願う多くの高齢者のために心が癒される誠心誠意のケアー、いつまでも信頼される生涯安心のケアーを実践しゲスト・来館者そして往来の人々にとっても親しみのある施設造りを目指しました。緑豊かで静粛な南側に4棟の居住スペースを配し、それらを繋ぐ廊下と共用部を北側道路側に配しました。ゲストルーム10室とリビングで構成されるユニットを4棟のクラスター状に配置することで、すべてのゲストルームが豊かな外部環境(採光・通風・眺望)を享受できる建物としました。

プロデューサー

社会福祉法人 龍岡会 理事長 大森 順方

ディレクター

社会福祉法人 龍岡会 理事長 大森 順方

デザイナー

株式会社 野生司環境設計 代表取締役 野生司 義光

詳細情報

http://www.swct.or.jp

利用開始
2009年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1260

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

構造形式を「プレストレス工法」を採用した壁式RC造とし、柱の少ない空間のフレキシビリティーを確保しました。プレストレス工法によるアンボンドPCの効果により、構造体としての耐久性や強度を高め、躯体の長寿命化について取り組みました。また、敷地内に既存の水田を活かした水景や緑化を設け、修景の保存と、池や植物から蒸発する水分の気化熱を利用した環境装置を設け、ヒートアイランド現象の抑制にも努めました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

プライベート、セミプライベート、セミパブリック、パブリックの4ゾーンを施設内に設け、ゲストは、そのそれぞれのゾーンにおいて異なった社交的緊張感を持ち、日々めりはりのある生活を送ることにより、健康の維持・増進につなげています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

生活における健康管理面において、全ゲストルーム、全ユニット、いわゆる全館が、Wi-Fi及びLANで結ばれており、リアルタイムでゲストの健康及び生活状態を把握することができます。ハード面においても、すべての設備にITを駆使して管理することにより、常時最適な衛生的住環境をきめ細かく提供できるよう工夫しました。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来の特別養護老人ホームの介護をする施設から、施設全体を街として機能させる新しいスタイルを確立しました。緑に囲まれ生活する住宅街「静の環境」、人と車が往来するダウンタウン「動の環境」と、館内にいながら街中の生活を体験できます。また、施設を4棟のクラスター状に分けることで、町会圏域が区画化され自治会的活動の拠点になります。いわゆる施設が街として機能する福祉産業界に新しいスタイルを生み出しました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

地域社会に開かれた施設として、共用部を一部「館内美術館」として地域住民の写真展、ゲストの作品展や美術大学等の作品展などに提供しています。作品を通して地域の人々との交流の場を生み出す役割として、広く地域に貢献しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

人生の後半を尊厳と誇りを持って暮らして頂く為、斬新かつ威厳ある建物を造りました。また「木」を多用したことにより、馴染みのある空間を醸し出し、心が癒される環境となっています。大きな窓は、昼には太陽光が差しこみ、緑は目前に迫り、夜には月光が優しく居室を照らします。窓を開けると四季の香りが舞い込み、そよ風のささやきが耳元に残る自然との共生にも考慮しました。最期まで「夢と感動」を味わえる施設です。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1260
株式会社 野生司環境設計

審査委員の評価

特別養護老人ホームという施設らしくない、清々とした外観に好感が持てる。プランも居住部分を4つのクラスターにわけてヒューマンなスケールをつくっており、施設的な長い廊下や単調な空間の連続を排して、多様な生活空間を作り出しており、そうしたプランニングも評価できる。こうした施設が必要不可欠となる時代に、そのあり方の好例となるだろう。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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