GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [デュフレベース南麻布]
事業主体名
株式会社サジェスト
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
株式会社サジェスト (東京都)
株式会社佐藤宏尚建築デザイン事務所 (東京都)
受賞番号
12GA10633
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

幹線道路沿いの開発が進む一方、都心には様々な法規制により有効に開発されず放置されてきた土地が点在する。これらの土地を開発し、新たな価値を創りだすことを目的としたプロジェクト「デュフレベース」シリーズの第1段。港区南麻布、閑静な本敷地は接道が8m未満であり、1000m2以上の特殊建築物が計画出来ない。そのため開発されずに放置されてきた本敷地に重層長屋を建築し、18戸のメゾネット住宅を分譲した。地階と1階、2階と3階、2つのメゾネット住戸を積層したユニットを敷地の中に凝縮している。極めて高密度な計画で敷地の価値を最大化しつつ、高さを活かし開放感ある伸びやかで豊かな住環境を創りだした。

プロデューサー

株式会社サジェスト 代表取締役社長 宮内宗頼

ディレクター

株式会社サジェスト 辻口穣

デザイナー

株式会社佐藤宏尚建築デザイン事務所 佐藤宏尚

詳細情報

http://www.suggest.co.jp

利用開始
2012年4月27日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区南麻布

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

建築が都心で長く持続しうる条件は、耐久性、フレキシビリティ、メンテナンス性だけでない。経済寿命を延ばすことが極めて重要である。本建築では以下に取り組んだ。・無駄を排した効率のよいプランニング。・水廻配置だけでなく、2階と3階の構成まで自由にできる極めて高いフレキシビリティ。・高さを活かし開放的で伸びやかな空間。・耐震、耐久性能。優れたメンテナンス性。高い省エネ性能(省エネ等級4)。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

プランは一切の無駄を省いた効率的なものである。また周辺環境は囲われ、比較的閉ざされているが、プライバシーに配慮しつつも、できるだけ開放的にし、空からの光を室内に採り込んでいる。最上階の階高は4.3m確保し、屋上テラスやロフトとも連続した変化のある空間とした。心地よい空間と環境が、心の豊かさにつながり、生活の価値向上へと結びつくのである。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

壁式構造の利点を活かし、柱型・梁型のないスッキリとした内部空間を実現した。床懐は十分確保し設備レイアウトまで生活にあわせて将来変更可能な計画とした。窓は高さ2400mm-2500mmとして高い開放感を創りだした。ドライエリアを備えた下層住戸(地下1階、1階)はプライバシーの高い個室、上層住戸(2階、3階)は高い天井高さと明るい空間を特徴とし住まい手に応じて選ぶことができるようにした。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

高い価値を長い間維持できる良質なストックが蓄積されていくことが、街を活性化する事に繋がり、これからの不動産産業にとって重要である。本プロジェクトにより、敷地の価値、住戸の価値、そしてそこに暮らす生活の価値を最大化することができた。さらにこれまで開発できなかった土地を活性化する事は、周囲および街を活性化することに繋がる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本プロジェクトは、これまで開発できずに放置されて来た敷地で高い価値創造を実現した。このように開発から取り残された土地は、未だ都心に無数に残されている。しかし、そこには何か異なる発想での開発手法が残されているかもしれず、発想を変えれば高い価値を創りだせるかもしれない。。本プロジェクトは、このことを見直す切っ掛けとなり、その優れた具体例となり得るものである。

ユーザー・社会に伝えたいこと

本プロジェクトは、不動産としての価値創造、生活価値の向上、さらには良質な都市環境の形成にまで繋がるプロジェクトです。これまで法規や条例などのために開発できなかった土地を高密度に開発し、住まう方が本当に必要なもの、豊かで優れた空間と住環境を提供します。そしてそれは周囲や街を活性化し、都市の魅力に貢献します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

佐藤宏尚建築デザイン事務所:デュフレベース南麻布の紹介
佐藤宏尚建築デザイン事務所
デュフレベース南麻布

審査委員の評価

導入路のサイズにより集合住宅ビルは建てられない条件の土地で、中央に残した通路の両側に「上に延びた長屋」を配することで高密度ながらも快適な住居を作り出し、土地の有効利用を試みた例。上層階のメゾネット住戸は空に向かって明かり取りが開け、風の通りもよさそうである。下町の長屋を思わせる中央の通路は、導入路から見る住戸部の装飾を排したクールな印象にくらべ、各戸からの調理の香りが漂いそうなあたたかい雰囲気になっているところも好感が持てる。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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