GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
環境保全型集合住宅 [zHome]
事業主体名
株式会社一条工務店
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
株式会社一条工務店 (東京都)
受賞番号
12GA10615
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

zHomeは、その美しい自然環境からエメラルドシティとも呼ばれ、官民一体で先進的な環境保護に取り組むシアトル近郊に建築された10戸の集合住宅コミュニティーである。太陽光による創エネと、高気密高断熱仕様や地中熱ヒートポンプ、熱交換式換気扇等による省エネで、ゼロエネルギーを達成しただけでなく、建材の地産地消、再利用、植栽によるカーボンニュートラルや、雨水の再利用と浸透処理による周辺自然環境の保全まで配慮された、サステナブル社会実現への環境保全住宅モデルである。全米発のゼロエネルギー集合住宅として、米エネルギー省のビルダーズチャレンジ賞をはじめ、サステナブル社会への貢献に関わる多くの賞を受賞した。

プロデューサー

株式会社一条工務店 代表取締役 宮地 剛

ディレクター

株式会社一条工務店 大野 昭伸

デザイナー

株式会社一条工務店 大野 昭伸

詳細情報

http://z-home.org/

発売
2011年11月1日
価格

274,000 ~ 499,500$

販売地域

国外市場向け

設置場所

1715 9th PL Issaquah, WA USA 98029

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

ゼロエネルギー達成のため、太陽光発電に加え、地中熱ヒートポンプ、熱交換式換気扇、高気密高断熱外壁パネル等、最新の省エネ技術を導入した。またカーボンニュートラル達成では、建材の地産地消、計画的な植栽、リサイクル品の利用、及び、92%の廃材リサイクルを実施した。更に水質保全では、雨水をトイレと洗濯に使用できる配管とし、レインガーデンや屋上緑化、透水性舗装により、完全な敷地内浸透処理が可能な設計とした。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

揮発性有機化合物を含まない建材の使用や、熱交換式換気扇を用いた計画換気により、常に清浄な室内環境の中で健康的に暮らすことができる。又、太陽光発電による創エネと、高気密高断熱外壁パネルや地中熱ヒートポンプによる省エネにより、温度むらや、アレルギーの原因となるハウスダストの拡散が無い温水式全館床暖房の使用が可能となり、温度バリアフリーを実現することでヒートショック防止に貢献できる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

太陽光発電や雨水の再利用で大きな経済的メリットを得ることができ、同時に、節電や節水の意識も高まり、必然的に環境保護に大きな貢献をすることになる。それは自然との共生の大切さを強く意識するようになることにも繋がる。また、zHomeの清浄な室内空気環境や温度バリアフリーは、不快なペットの匂いや生活臭を感じさせず、部屋毎の温度差による身体的ストレスの無い、健康で快適な生活を提供する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

スタンダードとなりつつある省エネと創エネに加え、カーボンニュートラルや水質保全といった分野まで含めた次世代の環境保全住宅の先駆モデルとして社会に提案する。特に、集合住宅プロジェクトであれば単世帯住宅と比べ、その世帯数の多さから環境負荷低減への効果は非常に大きなものとなる。このような総合的に「環境に優しい住宅」が普及することで、更なる省エネと環境技術の発展が進み、導入価格の低廉化が期待される。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

ゼロエネルギーや雨水の再利用は、日々環境保護に貢献する。また、省エネ・創エネから一歩進めた、自然環境に負荷を与えない「カーボンニュートラル」という概念を、住宅産業、住宅購入者のみならず、一般社会へ周知、啓蒙することが適う。すでに全米から延べ12、000人以上の見学者が訪れたことから明らかなように、環境に優しい住宅への人々の関心は高く、次世代の環境保全住宅モデルとして実際の普及が可能である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

環境技術の先進国である日本では、「省エネ」から「省エネ+創エネ」、さらに「+蓄エネ」へと新築住宅のスタンダードが進化してきました。今後はさらにカーボンニュートラルや水質保全といった環境分野にまで人々の関心が高まって欲しいと考えます。住宅の新築と、そこに住む人々の毎日の生活の環境への負荷を最小限にする事ができれば、豊かな自然や動物達との末永い共生が可能となり、持続可能な社会の実現へと繋がります。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

1715 9th PL Issaquah, WA USA 98029
zHome ウェブサイト

審査委員の評価

太陽光発電、地中熱ヒートポンプ、熱交換式換気扇、高気密高断熱外壁パネル等、最新の省エネ技術によるゼロエネルギーの達成に加えて、建材の地産地消によるカーボンニュートラルの達成、雨水の利用など、環境への最新の取組が満載のプロジェクトでありそれだけでも十分評価できるが、それらのコストが普及可能な範囲に抑えられているところがさらに評価できる。ただし、こうしたサスティナブルな試みが過剰な設備になっていく傾向にはやや懸念が感じられる。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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