GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [にしはらのながや]
事業主体名
野村洋司
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
有限会社川久保智康建築設計事務所 (東京都)
株式会社O.A.D (神奈川県)
受賞番号
12GA10613
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

コミュニティーを求めて“集まって住みたい”人達がいます。事業主は、自分たちを含めて同居する人達と共に、開かれたコミュニティーを作っていきたいと考えていました。もちろんそれは強要されるものではなく、開きたい時に開くことができ、そうでない時は距離感を保てるような自由度を持ち合わせていなければなりません。中庭を介して、様々なサイズの窓辺やブリッジがそこに住まう人々の関係をつくっていきます。この建物が『にしはらのながや』と名付けられたのも、“ながや”という響きが落語に登場するような同居人達の賑やかで微笑ましいコミュニティーを連想させるからです。

プロデューサー

株式会社O.A.D. 岡由雨子+有限会社川久保智康建築事務所 川久保智康

ディレクター

株式会社O.A.D. 岡由雨子+有限会社川久保智康建築事務所 川久保智康

デザイナー

岡 由雨子、川久保 智康

利用開始
2011年9月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都渋谷区西原

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

4つの棟状の建物の内部は、税制上のメリットがある40㎡以上の賃貸室を確保しています。居住空間の大きさやライフスタイルは、長い間に変化していきます。複雑に絡み合った各室の介壁には、部分的に開口可能な場所を設け、将来的な対応を可能にしています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

天井の高さや段床により小さな空間を連続させ、各室内さらには中庭を介した奥行きの変化によって身体と建物の間に柔軟な関係をつくっています。都市でのコンパクトな生活が、住まい手の個性にフィットする住処を目指しています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

ここには合計6世帯の住人が暮すこととなります。手をふれば見える距離、窓を開ければお喋りする事も可能です。中庭を中心にしたコミュニティーの形成が、長屋暮らしの賑やかさが、生活に安心感や楽しさを与えています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

比較的若い世代の方々が、資産運用・土地活用の方法を思慮されています。賃貸業は、数十年にわたってその価値を維持しながら市場提供する必要がありますので、市場内での、その物件の位置付けを明確にして、他との差別化が必須です。このような希望に答える為、建築計画を中心にした収支と融資の体制を組立て、従来の賃貸マンションの経営とは異なる方法を提案しました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

一般的には大家が同居する賃貸住宅を敬遠する人も少なくありません。一方でコミュニティーを求めて“集まって住みたい”入居者層がいるのも確かです。現代社会の問題点でもある、「人間関係をつくるもの」としての役割を提供しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

賃貸住宅の場合、従来の方法では建築法規や事業費をベースに戸数を決定して計画が進みます。その結果、画一的な計画になり、経年においてコスト競争で市場参入することになります。私たちが目指したのは、事業者様の個性を大切にしつつ、差別化により特徴的な計画を行うことで、新しい価値を与えることです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ホームページ
株式会社O.A.D.
川久保智康建築設計事務所

審査委員の評価

密集住宅地に建つ集合住宅である。「にしはらのながや」という名称通り、各住戸へのアプローチが、すべて地上レベルから可能な、法的な長屋になっているかどうかは定かではないが、4棟の塔状の建物が適度な距離を持って建てられ、間に親密な中庭空間が生み出されている点が好ましい。小スケールの建物に分解することによって、集まって住むことを自然に表現し、コミュニティ感覚を生み出すとともに、住宅地に建つ集合住宅にありがちな、周囲の街並スケールとの乖離もなく、全く違和感のないランドスケープをつくり出している。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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