GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建住宅 [ファインコートひばりヶ丘ハナノキの街]
事業主体名
三井不動産レジデンシャル株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
三井不動産レジデンシャル株式会社 (東京都)
受賞番号
12GA10619
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東京都東久留米市における、防災設備を設置した公園を中心とする全35戸の都市型戸建住宅街開発。「家族のつながり」「入居者同士のつながり」「本住宅街と地域のつながり」という『3つのつながり』をテーマに計画した。家族の触れ合いを促進する間取りプラン、入居者同士が気軽に触れ合える広場のような道路沿いのオープンスペース、災害時に地域に貢献する防災設備設置の公園等が、テーマの実現に寄与している。住戸においては、周辺の豊かな自然と調和するデザインを全体テーマに採用。このテーマに則しながらも、各戸では個性を主張する建物外観・色調・外構を採用する等、住宅街としてクオリティの高いデザインの統一感を目指した。

プロデューサー

三井不動産レジデンシャル株式会社 執行役員 地域開発事業部長 倉橋 正也

ディレクター

合同会社佐伯建築設計事務所 佐伯 元治

デザイナー

有限会社旦建築計画 竹重 高志+楓設計事務所 高橋 正道

詳細情報

http://www.31sumai.com/mfr/B9930/index.html

利用開始
2012年9月30日
価格

3,900 ~ 4,400万円台 (最多販売価格帯 第1期販売価格)

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都東久留米市中央町4丁目1735番46他(地番)

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

花や葉の彩りが美しい日本の四季を演出する「ハナノキ」を開発公園のシンボルツリーとして採用した。「ハナノキ」は国の天然記念物に指定され、環境省のレッドブックでは絶滅危惧II類に指定されることから、自然を尊重するマインドを表現している。また住戸では、雨といから手軽に雨水を利用可能なパッコン・エコガラス・セーブアースディスプレー・エコジョーズなどの設備を採用して、省エネルギーにも積極的に取り組んだ。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

災害時には45リットルの寸胴鍋を2個設置可能で、約300人分のトン汁(調理例)を1時間半程度で調理できる「かまどベンチ」と、災害時にライフラインがストップした場合に簡易トイレに変身する「トイレスツール」を開発公園に設置している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

家族のコミュニケーションに配慮して、多くの住戸で「対面キッチン」「リビングイン階段」を採用。さらにシンボル住戸では、リビングダイニングの中心に家族が集う大型カウンターを設置した。また、開発地の中心を南北に貫く開発道路は、周辺地域とのオープンなスタンスを表して、通過交通量を低減する行き止まり状とせず、通り抜け可能な形状となっている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

平常時には憩いの空間として、災害時には地域の防災拠点としても周辺住民が利用可能な公園を設置することで、単なる住宅地開発に留まらず、レクリエーションと防災という視点から新しい住宅街の住民と周辺住民とのコミュニティの醸成に大きな役割を果たし、時代の要請に応じて既存地域との新たな関係性を構築する、都市型戸建住宅街開発の新たな可能性を提示した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

核家族が主流となる社会において、最小単位となる家族のつながりに配慮した間取りプランを多くの住戸で採用した。そして、その家族同士がつながる道広場や連続する植栽で、住宅街内部のコミュニケーションを演出している。さらには、災害時に地域に貢献する防災設備を設置した公園によって周辺住民とのつながりを目指した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

昨年発生した震災は、被災地に甚大な被害を及ぼしました。災害などの非常時に心強く頼りになるのは、平常時よりも広範囲な人と人のつながりではないでしょうか。一人の人間が、家族として、街区の住民として、地域住民としてつながり、そのつながりが、より大きなものとなるようデザインした都市型戸建住宅街開発です。この住宅と周辺地域にお住まいになる方々のつながり促進して、助け合う心を育むプロジェクトを目指しました。

審査委員の評価

都市郊外に建設された、新しいタイプの住宅団地である。戸建住宅の集合的な計画という条件を活かして、通常の戸建住宅地にありがちなエザインの不統一を避け、外装材を統一することによって、景観の連続性を図っている。さらに住戸内部と外部のつながりを考慮し、屋外空間にはさまざまなスケールの共有空間を差し込んでいる。緑化された共用空間は日常的なコミュニケーションを促すだけでなく、災害時の避難場所ともなるように、さまざまな設備が設置されている。戸建住宅団地として多面的な検討が行われている点を評価したい。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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