GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [Slit House]
事業主体名
ポラテック株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
ポラテック株式会社 (埼玉県)
受賞番号
12GA10582
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

『スリットから街とつながろう。』 都内近郊の住宅地においての計画。その立地条件や周辺環境からプライバシーを重視し、過度に閉鎖されたデザインが多く見られる。閉ざされた住宅が並列した街並みは、コミュニケーションを失い、空虚な場になって行く。今回の計画においては『繋がり』をコンセプトに、街に面した部分にスリットをもうけ住空間と街をつないだ。人と街をつなぎ『個』だけでなく『集』で生活していく街へ発展できるような住まいを提案したい。

プロデューサー

中内 晃次郎

ディレクター

森田 昭廣

デザイナー

大湖 正之

詳細情報

http://www.pohaus.com

入居
2012年1月30日
価格

20,500,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

建設地住所:埼玉県さいたま市緑区

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

住まいの集合が街となる。そのつながりを日常生活の中で感じ取れるようにする。生活している人の動き、街を歩いている人の動きを自然に感じる事でコミュニケーションが発生する種となる。そのコミュニケーションは小さな活性となり、街並みに優しさやいたわりを生んで行く。その積み重ねは地域の活性へとつながり豊かさに通じる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

住まいの中の一部を外に誘導するようにデザインにした事で、誰かと接するきっかけを自然と増やしていく。その結果コミュニケーションが発生する。そのような環境を日常生活の中に組み込んでいくことで、意識せずとも様々な事に興味を持つ事が出来る。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

住宅の中で行われる人々の行動は、住まいの中で完結させることも可能であるが、住まう人の生活に外部との接点をもうけることで、会話や行動を発生させ街との関わりを持たせることが出来る。その関わりが大きくなり、その住まいに生活する人と住まう街の価値を上げ、地域全体の豊かさに繋がっていく。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

「住宅」は人々の生活の起点となると考える。人と街とがつながり、豊かなコミュニケーションの中にある生活は、自然と外部に向けての意識が高まる。その意識から多くの活動(コミュニティ)が生まれ、購買や娯楽を楽しむ事で新たな産業を産み出していく街を創ることが出来る。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

社会問題でもある「若者の引きこもり」や「高齢者の孤独死」、職場での「うつ」などの原因の一つはコミュニケーションの不足が考えられる。コミュニケーションの基点の一つが住宅であり、その延長に街があり社会があると捉え、人と街との関わりを積極的に誘発し、「関心を持つ」社会を形成していける住宅を提案した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

プライバシーを重視し、外部と接点を持たない生活は簡単に創る事が出来る。それよりも、そろそろ未来を意識し、開放感のある生活、繋がりを持つ住まいが必要であると提案したい。家族だけの空間で過ごす楽しさも確保し、さらに一歩進んで街や地域との繋がりを楽しむ。その関係性は社会全体の豊かさにつながって行くと考える。

審査委員の評価

都内近郊の住宅地における個人住宅である。ここで提案されているのは、都市住宅が持っている街に対する開き方と閉じ方のバランスが重要性についてである。プライバシーを過剰に守りあまり、閉鎖的な立面や閉鎖的な塀で囲まれた住宅が数多く見られる。その結果、街からは内部での人の生活や活動が見えにくくなり、街全体での活気が失われてくる。街に面した部分にスリットをもうけ、住空間と街をつなぎ止める新しい住宅タイプの可能性を示唆している。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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