GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [前川の家]
事業主体名
ポラテック 株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
ポラテック株式会社 (埼玉県)
受賞番号
12GA10581
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

都市型住宅密集地の敷地を背景に、クライアントの要望は家族同士が気配を感じ、開放的かつプライバシーを確保することが出来る事。南道路に面した近隣街並は、バルコニーから露出する洗濯物や掃出し窓から室内が剥出しになる無秩序な景色が連なります。「自分のことばかり考えず、周辺を見渡しながら住宅設計を考える」事により内外において新しい風景を創出しました。威圧しない高さを抑えたファサード。外部と内部の繋がりも街並みに対しての景観を考慮しながら計画。内部は有機的で開放的、小高い丘を散策している様なスキップフロア空間構成にし、空間は一体化しながらも床レベルや階層に変化をもたらし、居心地良い住空間が点在します。

プロデューサー

中内 晃次郎

ディレクター

森田 昭廣

デザイナー

山田 英彰

詳細情報

http://www.pohaus.com

入居
2011年10月16日
価格

35,000,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県川口市前川町

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

長期優良住宅先導モデル。「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会の住宅にする為、オリジナル耐力壁やオリジナル構法を駆使したサスティナブルで可変性の高い空間の実現や高断熱工法と給気予熱換気システムによる省エネと温熱環境のバリアフリー、地域の気象データを用いた通風設計、適切な点検・修繕による永続的な維持管理・保証システムを使用し、長寿命化を目指しました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

閉ざされた人工的な建物の中で、異質な空間を作らない事。有機的で心地よい空間を目指しました。上に上がれば上がるほど自然光が降り注ぐ、まるで小高い丘の中を散策しているようなスキップ状の空間構成を採用し、屋上テラスが頂上となり開放的で豊かな空間となります。プライバシーや採光、風向設計(卓越風向・上下差温度の検討)による風通しのよい室内を確保し、自然を感じる健康な家を目指しました。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

空間にスキップ構成を採用し、垂直方面に繋がりをもたせる事により、家族がいつでもどこでもつながり、気配を感じることのできる住環境を構築しました。また開放的かつプライバシーを確保する外部スペースとして、大きな屋上テラスが設け、多目的かつ家族の変化に応じ、変化するスペースを設けました。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

昨今、都市型住宅密集地ではあまりにも個の主張が強すぎて、バランスがとれた街並みを作る事が困難です。その為にも、もう少し、周辺に配慮しながら住宅設計を行うことで、より豊かな町並みが形成でき、付加価値の向上へと繋がりました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

南道路に面した近隣街並は、洗濯物や掃出し窓からプライバシーを露出する雑然とした景色を形成する住宅が今だ、たくさん存在します。付加価値を創造する為にも、内外において新しい風景を創出し、美しい街並みの形成に寄与した事です。

ユーザー・社会に伝えたいこと

住宅設計のおいて一番大切なことは全てが個人の所有物ではないという認識です。小さな働きかけですが、環境や風景といった部分に寄与できる様に工夫しながらデザインし、それが集合体となったとき、より豊かな世界が形成されていくと思います。

審査委員の評価

外からは覗かれないけれど家の中からは空が見え、光が取り込めて風も通る住宅というのは、高さの違う建屋が集まる都市型密集地では大きな課題となる。加えて「住宅は全てが個人の所有物ではなく、周囲の景観に配慮し、寄与するべき」とする設計思想から導かれた街路に対する開口のバランスと内部のスキップフロア構成が反映された外観を持つ。プライバシーを守りつつも街路との関係を作ろうとする姿勢を評価したい。ファサードに緑がないのが気になったが、屋上庭園の準備がなされているので、上部に木の葉の揺れる将来の外観に期待したい。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

ページトップへ