GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
アンプ [Egretta TA1000]
事業主体名
オオアサ電子株式会社
分類
個人・家庭のための情報機器・設備
受賞企業
オオアサ電子株式会社 (広島県)
受賞番号
12GA10390
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

アナログサーキットとデジタルサーキットを独自に融合したリニアサーキット特性を発揮することにより、従来指摘されてきた「デジタル臭さ」を排除することに成功したプリメインアンプ。Egrettaが目指す音の世界は、人工と対局する自然の奥深さの体感にある。先に開発した自然な音像再現を実現する無指向性バスレフ・タワー型スピーカーTS1000と組合せることで、自然で上質な音空間を提供する。

プロデューサー

オオアサ電子株式会社 長田克司

ディレクター

株式会社GKデザイン総研広島

デザイナー

株式会社GKデザイン総研広島

発売
2012年4月
価格

150,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

中山間地域において、下請け生産を中心に行う当社のような中小企業では、地場での事業及び雇用を存続させること自体が「地域のサステナブル」に直結している。地方の中小企業だからこそ可能な、本当の豊かさを問う魂を込めたモノづくりの実践。地方発という、こうした自社製品開発への取り組みこそが、地場の存続に向けたサステナブルにつながるものと信じている。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

昨今主流の低消費電力のデジタルパワーアンプ(クラスDのパワーステージ)を使用しながらも、より自然な音源をスピーカーに伝えるアナログ特性を再現。人の耳が関知する「デジタル臭さ」を排除した心地よい音を提供する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

質の高い音楽の世界をより身近な生活に取り込むライフスタイルを提供。本格的なオーディオアンプは、ラック内に収まることを前提として設計された箱形のものがほとんどである。それに対してTA1000は、タワー型の造形がラック外で積極的にインテリアの一部として機能することを目指した。無線USB用の端子も用意しており、パソコンなどからの音楽再生を行うワイヤレスストリーミングという新しいスタイルにも対応する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

Egrettaブランドが目指す音に対する自然観をメッセージとして表現するため、漆喰調のフィルムを採用した。この素材は2008年度Gマーク受賞商品の「漆喰ルマージュ」というインテリア向けの新素材である。自然の風合いを求めるインテリア用の新素材をプロダクトに利用することで、素材メーカーとプロダクトメーカー相互のデザイン目的達成に寄与している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

中山間地域に拠点を置くわれわれ中小企業が、時代の変化に対応しながら、次世代の日本のモノづくりをどう変えて行くか。都市から距離を置いた地域ならではの視点で、人間性の回復や、都市と自然との共生、これからの社会のあり方等への問いかけを、魂を込めたモノづくりを通して発信して行く。地方からの日本ブランド発信が、日本のものづくり環境のよりよい未来に貢献するものと信じている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

当社は自動車用液晶パネルメーカーとして世界の自動車メーカーに部品を供給してきたが、近年、生産コストの安いアジア諸国へと部品調達がシフトされたことから、新事業への転換に踏み切った。オーディオは当社が従来から部品開発に携わってきた領域でもある。今回自社開発したEgrettaを通して、地方から、そして日本から、まだまだ海外に負けないモノづくりを実現できることを伝えたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

本社ショールーム(広島県山県郡北広島町大朝4767-2) 東京オフィス(港区新橋6丁目4-7-1)
Egrettaホームページ

審査委員の評価

前年度Gマーク受賞したスピーカーTS1000とのシリーズデザインとしてのフィロソフィをはじめ、しっかりしたダイヤルの手応えやクリック感、漆喰の質感と合わせた大人を感じさせる表情の作り込み、現代のオーディオとして新しい規格にも対応している点が素晴らしい。さらに独自の技術により「デジタル臭さ」を排除するコンセプトはそのサウンドスタイルをそのまま立体にしたような全体のフォルムにへと活かされており、今までのオーディオスタイルとは違う堂々とした独自の顔を作り上げている。また、音づくりとものづくりのこだわりが新事業という新しいチャレンジに踏み切った勇気と地場雇用、サスティナブルな社会に取り組む姿勢にも共感する。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   安次富 隆   田子 學   松井 龍哉   渡辺 弘明   渡邉 誠  

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