GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
山間集落の地域創造プロジェクト [王余魚沢倶楽部]
事業主体名
合同会社テコエルエルシー
分類
コミュニティ・地域社会のデザイン
受賞企業
合同会社テコエルエルシー (青森県)
受賞番号
11G15001
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

王余魚沢倶楽部は廃校になった小学校を中心に、アーティストが暮らしながら活動し、里山と地域集落の魅力をデザインとアート、クリエティブな力で再生し、新しい地域でのライフスタイルを実現しコミュニティビジネスへと導くため、現代版峠の茶屋を作った社会実験プロジェクト。王余魚沢(カレイザワ)という伝説に彩られた難読地名をデザインの中心に据えロゴとして展開し、合わせて海から犬が鰈をくわえ秘密のトンネルを抜け山中にきたという伝説をモティーフとしたシンボルをデザイン。新たな伝説となるべく王余魚沢カレーを開発し学校の校庭倉庫をリノベした過疎集落の日本一の難読カフェで1日100食以上もの大人気メニューとなっている。

プロデューサー

あおもりNPOサポートセンター

ディレクター

tecoLLC.:代表社員 立木祥一郎

デザイナー

建築:蟻塚学 サイン・グラフィック・WEBサイト:teclLLC. ロゴマークのアイコン:多田友充

デザインディレクター tecoLLC. 代表社員 立木祥一郎

詳細情報

http://www.kareizawa-club.com/

利用開始
2011年6月10日
販売地域

日本国内向け

設置場所

青森市浪岡王余魚沢1-18 旧王余魚沢小学校内

問い合せ先

合同会社テコエルエルシー
Email: teco-llc@teco-llc.net
URL: http://www.teco-llc.net/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

地名に由来する食(カレーライス)の開発。体育倉庫のリノベーション、ツリーハウス整備と森歩き(パブリックフットパス)。アーティストのレジデンス活動。アートイベント。日常から祝祭的なイベントまで、幅広い関心層に、定常的に地域を発信し、統一したデザインを与えブランディングを行うことで、経済を起爆し地域に活動を定着させること。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

王余魚沢倶楽部を起点に、山を歩き、時にアート作品にふれ、森や川で遊び、学び、おなかを空かせて再び倶楽部へと戻り、カフェで一息、乾きをいやしお腹をみたす。そうした身体と学びなど一連の営みを、トータルにデザイン発信していく。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

失われつつある里山での生活を、再評価し、古い建造物を改修し、歴史を調べなおし、デザインを起こすことで、地域に新たな価値観と、新たな生活者たちの共生をもたらすこと。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

cafe & shopを運営するスタッフの雇用創出や、地域に人を定着させるきっかけをつくり、村の中でコンパクトな経済をまわすこと。閑散としていた地域に賑わいをもたらし、そこから、農産物やクラフト等の新たなマーケットの創造と、それをめぐり求められるデザインという仕事を喚起すること。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

山間部の過疎集落の活性化。森の整備と活性化。森を教材とした環境教育、食育。農産物のブランド化と、農業収入の安定化。非経済地域の経済化。雇用創出。芸術文化振興。

ユーザー・社会に伝えたいこと

打ち捨てられた山の小学校校庭の片隅にある体育倉庫。みすぼらしい倉庫の裏には、古い街道の急な坂道となだらかに続く丘の林檎畑が広がっていた。いま、王余魚沢倶楽部カフェでは、この裏側だったテラスが特等席になっている。地域には、元来なにげない魅力に満ちた風景や歴史や物語がたくさん眠っている。震災以後の日本の暮らしの未来を、東北から王余魚沢から描きたいと思います。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

青森市浪岡王余魚沢1-18 旧王余魚沢小学校内
http://www.kareizawa-club.com/

審査委員の評価

中心軸に地域の伝説を置き、アートやデザインの活動だけではなく、「現代版峠の茶屋」を活動の場として具現化したことを評価したい。伝説を踏まえた名物(カレイザワ・カレー)づくりに始まる今後のメニュー開発も期待できる。ただ「休む・憩う・食べる・動く」以外の「創る・知る・見る・買う」等、訪れた人の行動の幅を楽しく広げる、ソフトメニュウ開発も期待したい。往々にして、コミュニティ・ビジネスはコンセプト倒れになりがちで、持続・継続性がないことが多い。そのためにも運営のシステムづくりを頑張ってほしい。

担当審査委員| 黒川 玲   南雲 勝志   山村 真一  

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