GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
エー・ファクトリー [エー・ファクトリー]
事業主体名
株式会社JR東日本青森商業開発
分類
コミュニティ・地域社会のデザイン
受賞企業
株式会社JR東日本青森商業開発 (青森県)
東日本旅客鉄道株式会社 (東京都)
株式会社ワンダーウォール (東京都)
受賞番号
11G15003
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

JR東日本にて進めている「地域再発見プロジェクト」の一環として、青森駅前のウォーターフロントエリアに開業した青森県産のりんごを用いたシードル等の飲料を製造する「工房」と青森産のこだわりの食材を提供する「市場」からなる複合施設。ワンダーウォールやgroovisionsとの連携により施設・商品のデザイン性を追及しながら、地元生産者や研究機関と合同で青森県産りんごのシードル醸造に挑戦。さらに首都圏への販路を開拓することで地域産品の新たな魅力発信を行う。施設内には青森の地産品にこだわった食物販及び飲食を展開。これにより首都圏と地方とのモノとヒトの相互交流を生み出し、地域コミュニティーの活性化を図る。

プロデューサー

株式会社JR東日本青森商業開発 藤間 勉

ディレクター

ワンダーウォール 片山 正通

デザイナー

ワンダーウォール 片山 正通

片山正通氏(wonderwall)

詳細情報

http://www.jre-abc.com/a-factory/index.html

利用開始
2010年12月4日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

青森市柳川1-4-2

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

青森市のコンパクトシティ構想に合わせ、青森駅周辺のウォーターフロントエリアに開設し、八甲田丸、文化観光交流施設ねぶたの家「ワラッセ」等と連携して、青森駅周辺の賑わいの創出、魅力向上に取り組んだ。また、青森県産りんごをシードルに加工することにより、優れた地域特産物の魅力を新しい形で表現し、その新たな用途を生み出すことで、一次産業を活かし、加工、首都圏の販路活用という六次産業化に取り組んでいる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

・商品が手に取りやすいよう、陳列棚を低めに設定 ・商品の加工工程やストーリーを表現した全面ガラス張りの「魅せる工房」は利用者に対して地域文化をわかりやすく伝達。・青森ヒバ、ホタテ貝殻等の青森ならではの素材を建材に活用し、青森らしさを表現した空間の創造

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

・スタッフとして地元で職を探している人達を採用することで地元雇用の創出に寄与 ・イベントスペースを設け、ワークショップなどの催しを行なうことで地域住民の交流を深め、地域文化の伝達に寄与している。・ガラス張りのシードル工房やオープンキッチンは、商品が作られる過程や食の安全管理等が見学でき、地域の幼稚園や小学校の「食育」や社会科見学先として機能している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

・青森の特産品「りんご」にこだわったシードル醸造等、新たな加工品を地元生産者や研究機関と共同で開発することで地域農産物の新たな価値を創造。・地産商品の掘り起こしや地元企業への新商品企画提案など、地域に根ざした産業開発に寄与。・地産商品や新商品のJRグループのネットワークを生かした首都圏での販路拡大を促進。・地元企業による観光客や地域住民に向けた商品紹介やイベント等を展開する場の提供。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

・地元生産者や研究機関との産学協同連携により地元特産品のりんごをシードルに加工することにより、優れた地域特産物の魅力を別の形で表現。地元特産物の新たな用途を生み出すことで一次産業の新たな可能性拡大に貢献 ・地方中心市街地の賑わいに寄与する新たな観光名所としてランドマーク機能を発揮することで、中心市街地の回遊性活性化に貢献 ・ホタテ貝殻の廃材等を利用したエコ建材を外構、壁面等に使用

ユーザー・社会に伝えたいこと

「地方衰退」と言われて久しい中、地方で新規事業は困難であると思われがちだが、商品価値の高い農産物等の地域産物や優れた技術が多くあり、その素材を活かした加工、デザイン等によって消費者へ新たな訴えかけをすることで、競争の激しい首都圏でも受け入れられるものへと生まれ変わる可能性がある。青森でのシードル作りを観光資源に繋げることで、モノやヒトの流れを変えようとする取組は地域活性化のモデルケースとなろう。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

A-FACTORY 青森市柳川1-4-2 青森駅東口徒歩1分
http://www.jre-abc.com/a-factory/index.html

審査委員の評価

昔から青森ではシードルに適したリンゴが生産されていた。その歴史を踏まえ地元産リンゴを「シードル」という名物に仕立て上げた。また地域の新しい活力資源として、シードルづくりを見せる工房と、地元の食材を提供する市場を一つの施設にまとめたことで、「見る・知る・味合う・買う」などの 行動の広がりをつくりだしている。シードルという一つの名物づくりだけではなく、地域及び県外への集客と波及効果、情報発信力をつくりだすことによって、地域の活性化へ確実な一歩を踏み出している点を評価したい。

担当審査委員| 黒川 玲   南雲 勝志   山村 真一  

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